長洲島の饅頭祭りが開催!5月25日

更新日:2015年05月06日
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毎年5月頃に行われる「長洲島の饅頭祭り」が、今年は5月25日に開催されます。

饅頭祭り(正式名称:長洲太平清醮)は、100年以上の歴史をもつ香港の伝統行事であり、その昔、長洲島で大流行していた疫病を鎮めるために人々が神に扮して祈りながら島を歩いたことが起源だと言われています。饅頭祭りで多くの方に知られている搶包山(饅頭の塔)は、疫病が治まったことに対する神への感謝を込めた奉納だとのことです。(写真参照)

そして時代の経過とともに饅頭を奪い取るレース祭りへと変化を遂げていき、現在では約4万人の見物客が訪れる大きなお祭りとなりました。饅頭レースのルールは非常に簡単!3分以内に多くのお饅頭を取り高得点を狙います。頂上付近のお饅頭は9点、地面付近にある白いお饅頭は1点です。選手たちはできるだけ頂上でお饅頭を狙いに行き、一気に駆け上がる参加者の姿を是非目の前でご覧ください。なお予備知識として、搶包山に貼られているお饅頭は全部で9000個、以前は本物のお饅頭が使用されていましたが現在は「もったいない」との理由で作り物が使用されています。

今年の饅頭祭りは夜11時30分から開始。ただし、夜10時から北帝廟にほど近い北社一里で会場入場券(無料)が配られますが、入場券には限りがあるので早めに訪れることをお勧めします。

その他にも同日午後2時からおこなわれる「飄色(ピウセッ)パレード」もあります。疫病神を追い払うために始められた香港の伝統行事で、神様や歴史上の人物に仮想をした5,6歳の子供たちが宙を歩くという不思議なパレードです。同時にお楽しみにください。

饅頭祭りの詳細
場所:長洲島
行き方:香港中環フェリー乗り場5番(Pier5)より船
出発時間:約30分ごとに出航
所要時間:普通フェリー1時間ほど、快速フェリー30~40分ほど‏