法人の銀行口座開設
香港で法人口座開設をお考えの方は年間50件以上の法人口座を開設している当社にお任せください。広域な銀行ネットワークを活用し、各銀行の審査基準やプロセスを熟知する日本人スタッフが丁寧にサポートします。法人の口座開設の審査は年々厳しくなっていますが、必要資料を揃えて適切な銀行を選択することで、英語や中国語が話せない方でも口座開設は成功します。香港の銀行はインターネットバンキングが充実しており、パソコンやスマートフォンなどから「残高照会、国内送金、海外送金、外貨両替」などの操作が簡単にできるため国際的なビジネスに適しています。
基本的に香港の銀行で法人口座申請ができるのは香港法人ですが、日本法人やオフショア法人でも香港で支店登記すれば口座申請ができる場合があります。香港に支店登記していない日本法人やオフショア法人で口座開設が必要な方へは、カンボジアのアクレダ銀行での口座開設をご案内することもできます。
香港での法人口座開設の現状と注意点
2016年4月に発生した、パナマ文書(租税回避行為に関する一連の機密文書)の流出問題から、世界の金融機関はマネーロンダリングなどを防止するためKYC(顧客確認)を徹底するようになりました。香港の銀行でも法人口座開設の審査が厳格化され「香港で口座が必要な理由、事業内容、株主や役員の経歴」などの詳細説明が求められるようになり「英語や中国が話せないという理由、事業内容の説明が不十分との理由」で法人口座開設が却下されたという相談が多く届くようになりました。
法人口座開設に一度失敗すると同じ銀行での口座開設が難しくなるためサポート会社選びは大切です。当社では香港の各銀行が定める審査基準やプロセスを熟知しているため、パナマ文書の流出以降でも口座開設可能と判断した全てのお客様の口座開設は成功しています。お客様の事業内容や状況をお伺いできれば、適切な銀行のご案内ができますので法人口座開設でお困りの場合はお気軽にお問合せください。法人口座開設のサポート費用や流れ(香港の銀行)
香港の銀行で法人口座開設をおこなうために必要となる書類や費用をご案内します。当社では、独自の銀行ネットワークを活用してお客様の状況(株主構成、事業内容、香港での実体、提出書類の内容など)に適した銀行をご案内します。各銀行により口座開設の審査基準は異なりますが、審査では主に「香港で口座開設をおこなう理由、事業内容と活動の詳細、株主と役員の経歴、関連会社の説明」が尋ねられます。
口座開設サポート費 | 5,000香港ドル(当社が会社秘書役の場合) 8,000香港ドル(当社が会社秘書役でない場合) ※銀行が徴収する各手数料はお客様負担 |
---|---|
口座開設の完了期間 | 2週間~2ヵ月程度(開設する銀行により異なる) |
必要書類 | 【役員や株主に関する書類】 商業登記証(BR) / 会社設立証(CI) / 設立申請書(NNC1)や年次報告書(NAR1) / 会社定款(AA) / 会社案内 / 事業関連の契約書や請求書など |
サポート内容 |
|
注意事項
銀行との面談には役員と株主が出席するのが通常です。簡単な英語や中国語での回答が求められる事がありますが当社スタッフがサポートいたします。これまで口座開設が拒否されたことはありませんが、口座開設の可否は銀行が判断しているため、口座開設を保証することやサポート費用を返金することはできません。また、一部業種(仮想通貨、現金、ゴールドなどを取り扱う業種)では口座開設の審査が非常に厳しくなります。法人口座開設の流れ(香港の銀行)
- メールや電話などで法人口座開設のお問合せをいただきます。
- お客様の状況に応じて、口座開設が可能な銀行をご案内します。
- 当社の指定口座に口座開設サポート費用をお振込みいただきます。
- 口座開設に必要な書類を案内しますので当社にお送りいただきます。
- 当社で書類確認や翻訳をし、状況に応じて書類作成もサポートします。
- 必要書類が整い次第、銀行へ提出し、書類審査を依頼します。
- 銀行で1週~1ヶ月間程度の書類審査があり、面談日を決定します。
- 当社スタッフが面談日に銀行へ同行し、通訳等のサポートをします。
- 面談後、2週間~2ヶ月で口座開設が完了し、銀行から通知が届きます。
- 指定郵送先に口座番号、セキュリティデバイス、小切手などが届きます。
- ネットバンキングなど銀行取引に必要な手続きをサポートします。
当社がサポートしている銀行一覧(日系銀行を含む)
当社で法人口座開設をサポートしている代表的な銀行一覧をご案内します。各銀行が徴収している口座開設申請料(Account Application Fee)は口座開設をおこなう銀行により異なり、口座開設を申請する法人の国籍や業種、株主の居住国や形態(法人・個人)、投資商品の購入の有無などにより、銀行側が独自に決定しています。また口座開設申請料は、口座開設完了後にお客様口座より自動的に引き落としされるのが通常です。詳しくは当社までお気軽にお問合せください。
HSBC銀行
ATMカード | ネットバンク | クレジットカード |
---|---|---|
あり | あり | あり(条件付き) |
恒生銀行(ハンセンバンク)
ATMカード | ネットバンク | クレジットカード |
---|---|---|
あり | あり | あり(条件付き) |
DBS銀行(星展銀行)
ATMカード | ネットバンク | クレジットカード |
---|---|---|
あり(別途申請) | あり | なし |
東亜銀行(BEA)
ATMカード | ネットバンク | クレジットカード |
---|---|---|
あり | あり | あり(条件付き) |
中国銀行(Bank of China)
ATMカード | ネットバンク | クレジットカード |
---|---|---|
あり | あり | あり(条件付き) |
大新銀行(Dah Sing)
ATMカード | ネットバンク | クレジットカード |
---|---|---|
なし | あり | なし |
香港に支店がある日本の銀行
香港に支店を構える日本の銀行は以下となります。口座開設をおこなうには日本国内で、その銀行の口座を保有しており、担当者がついていることが条件となるようです。条件を満たしている場合は、担当者に香港で口座開設をおこないたい旨をご相談ください。口座開設可能と判断されると、ほとんどの手続きが日本側で完了し、約1週間で法人口座が開きます。日本語で手続きがおこなえることは大きなメリットといえます。なお、ATMカードやクレジットカードはなく、インターネットバンキングが整っている銀行も限られます。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 千葉銀行
- Chugoku銀行
- 八十二銀行
- 滋賀銀行
- 静岡銀行
オフショア法人の銀行口座開設(アクレダ銀行)
香港の銀行で、オフショア法人(香港で支店登記されていない法人)の銀行口座開設をおこなうことは極めて難しいため、オフショア法人での口座開設が必要な方へは、カンボジア最大級のアクレダ銀行での口座開設をご案内しております。口座開設は遠隔で進めることができ、現地に訪問する必要はありません。口座開設は比較的容易におこなえ、現時点で全ての方が口座開設に成功しています。オフショア法人だけでなく個人の口座開設もおこなえます。
アクレダ銀行とは
アクレダ銀行とは、三井住友銀行が18.25%、オリックスが12.25%出資している、カンボジア国内に250以上の支店を構えているカンボジア最大級の商業銀行となります、米ドルでの預金金利の高さが近年では注目を集めています。アクレダ銀行では「米ドル、タイバーツ、カンボジアリエル」の3種の通貨で預金がおこなえ、海外送金においては「日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、加ドル、カンボジアリエル、タイバーツ、ベトナムドン、ラオスキープ」の10種類の通貨で送金をおこなえます。日本の銀行などから日本円での送金を受けた場合は、米ドルに自動的両替されて米ドル口座に着金します。
なお、口座開設が完了すると、デビットカード(VISA・Master・JCBから選択)が発行され、日本や海外でのショッピング利用やATMでの現金引き出しが可能となります。インターネットバンキングも整備されており、外貨両替や海外送金などの取引を、インターネットを通じて遠隔でおこなうことができます。
口座開設サポート費 | 21,000香港ドル ※日本の公証役場の認証費は含みません |
---|---|
口座開設の完了期間 | 2週間程度 |
基本的な必要書類 | 役員と株主のパスポート / 会社設立証(Certificate of Incorporation) / 現在事項証明(Certificate of Incumbency) / 定款(M&A) / 役員登記(Register of Directors) / 株主登記(Share Register) |
サポート内容 |
|
法人口座開設の流れ(アクレダ銀行)
- メールや電話などで法人口座開設のお問合せをいただきます。
- 必要書類をご案内し、口座開設できるかを事前確認します。
- 口座開設ができる場合は、サポート費用をお振込みいただきます。
- 口座開設に必要となる書類をご提出いただき認証を取得します。
- 認証書類をアクレダ銀行に提出し、約2週間で口座開設が完了します。
- 口座開設後、インターネットバンキングの設定サポートをいたします。
- デビットカードは、口座開設後1~2ヶ月後の発送となります。
アクレダ銀行について詳しく知りたい方は、以下のリンクよりアクレダ銀行の詳細ページをご覧ください。