子供が生まれた場合の香港ビザ・永住権について

生まれてきた子供の香港ビザや永住権について解説します。出生地が日本なのか香港なのか、親が香港ビザの保有者なのか永住権(香港永久性居民資格)の保有者なのか、香港人との子供で国籍をどうするのかによっても手続きが大きく変わります。出生登録や日本国籍・パスポートの申請、子供の家族ビザなど、ケースごとに必要な手続きについて詳しく解説します。

子供が生まれた場合のビザ申請について

出産

香港ビザや永住権の保有者に子供が生まれた場合や、香港人との間に子供が生まれた場合、子供の家族ビザや永住権を取得できる場合があります。

子供が取得できる在留資格や永住権は、出生地、親の国籍、親のビザステータスなどによって異なります。本記事では、それぞれのケースに分けて必要な手続きについて解説します。

子供が日本で生まれた場合

日本で出産

香港ビザを保有している日本人の子供が日本で生まれ、香港で一緒に暮らす場合、原則として子供自身の家族ビザなどの滞在資格を取得する必要があります。一方、親が香港永久性居民であっても、親の国籍や子供の国籍などによって、子供が取得できる香港の居住資格は異なります。

日本人と香港人との間に日本で生まれた子供については、子供が中国国籍を有する場合、親の中国国籍や香港での身分など一定の条件を満たすことで、香港の居留権(香港永久性居民資格)を取得できる場合があります。香港永久性居民である中国国籍の親の子供についても、一定の条件を満たす場合には香港の居留権を取得できる場合があります。

一方、子供が日本国籍を有し、香港で親と一緒に暮らす場合には、原則として子供自身の香港での滞在資格が必要になります。また、香港に7年以上通常居住するなど、所定の条件を満たすことで、香港永久性居民資格を申請できる場合があります。

子供が香港で生まれた場合

香港で出産

香港ビザを保有している日本人の子供が香港で生まれても、香港で生まれたことだけを理由として永住権を取得できるわけではありません。

一方、親が香港永久性居民である場合や、香港人との間に生まれた子供については、親の国籍や香港での身分、子供の国籍など一定の条件を満たすことで、香港の居留権(香港永久性居民資格)を取得できる場合があります。ただし、非中国籍の親の香港永久性居民資格に基づいて居留権を取得した場合は、21歳到達時に香港永久性居民資格を失うため、その後は本人自身の条件で香港永久性居民資格を取得する必要があります。

日本人と香港人との間に生まれた子供が中国国籍を有する場合、一定の条件を満たすことで香港の永住権を取得できる場合があります。香港永久性居民である中国国籍の親から生まれた子供についても、一定の条件を満たすことで香港の居留権を取得できる場合があります。

また、香港の永住権を有する中国国籍の子供は、一定の条件を満たすことで香港特別行政区パスポートを取得できる場合があります。

香港で出産した際の手続きについて

出生登録

香港で子供を出産した後は、42日以内に出生登録(Births Registry)をおこなう必要があります。出産から42日以内の出生登録は無料ですが、42日を過ぎると登録料が発生し、12か月を超えて出生登録をおこなう場合には、特別な手続きが必要となります。

出生登録の手続きは父母のいずれかがおこなうことができ、一般的には以下の資料を準備します。

親が香港永久性居民の場合

香港パーマネントIDカード、中文または英文の婚姻証明書

親が香港居住者の外国人である場合

香港IDカード、パスポート、中文または英文の婚姻証明書

親が香港非居住者の外国人である場合

パスポート、中文または英文の婚姻証明書

中文または英文の婚姻証明書は、在香港日本国総領事館に戸籍謄本の原本を提出することで取得できます。戸籍謄本は子供を出産する前に日本から取り寄せておくことをおすすめします。

出生登録後は出生証明書(Birth Certificate)を取得することができます。発行料金は変更される場合がありますので、最新の金額は香港政府の公式サイトをご確認ください。

出生証明書には子供が香港の永住権(香港永久性居民資格)を保有しているかどうかが記載されており、「Established」と記載されていれば香港の居留権を有していることを示します。「Not Established」と記載されている場合は、生まれてきた子供の滞在許可証(ID 235B/Permit to Remain in the Hong Kong Special Administrative Region)が発行され、親の滞在資格に応じた期限で香港滞在が許可されます。

香港で日本国籍とパスポートを申請する方法

パスポート

香港で生まれた子供が日本国籍を取得する場合、香港の登録所から発行された出生証明書(Birth Certificate)を持ち、出生日から3ヶ月以内に在香港日本国総領事館にて出生届をおこなう必要があります。子供が出生により外国の国籍も取得する場合は、出生届と同時に日本国籍を留保する意思を表示する必要があります。出生届が完了してから戸籍に記載されるまでは約2ヶ月かかります。

子供の日本パスポートを申請・取得するためには、子供の名前が記載された戸籍謄本が必要となります。必要書類などの詳細については、在香港日本国総領事館の戸籍・国籍関係手続をご確認ください。

パスポート申請の際には、一般的に以下の書類が必要となります。

  • 一般旅券発給申請書
  • 写真(4.5cm×3.5cm)
  • 戸籍謄本または戸籍電子証明書提供用識別符号
  • 滞在許可証または永久性居民身分証
  • その他必要書類
現在はパスポートが日本国内で作成されるため、通常は申請から交付まで一定の期間がかかります。また、手数料は改定される場合がありますので、最新情報については在香港日本国総領事館のホームページをご確認ください。

香港で生まれてきた子供の家族ビザについて

家族

香港居住者の外国人の子供が香港で生まれて、香港の登録所で出生登録をおこなうと、子供の滞在許可証(ID 235B/Permit to Remain in the Hong Kong Special Administrative Region)が発行される場合があります。この滞在許可証は家族ビザではありませんが、親の滞在資格に応じた期限で香港滞在が許可されます。香港出入境時に提示が必要となる場合がありますので、パスポートと一緒に大切に保管してください。

滞在許可証の更新時には、香港イミグレーションの案内に従って必要な手続きをおこなう必要があります。

必要となる手続きは、親のビザの種類や子供の状況によって異なる場合がありますので、事前に香港イミグレーションへ確認することをおすすめします。

親のどちらかが永住権を保有している場合や香港人である場合には、生まれてきた子供が永住権を取得できるケースもあります。

生まれてきた子供の香港のビザについてご不安がある方はお気軽にご相談ください。当社のビザの専門家チームがご相談内容に合わせて最適なサポートをいたします。各種資料の準備や申請はもちろんのこと課題の解決までをフルサポートいたします。
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