香港IDカードの申請から取得までの手順
香港IDカードとは

香港IDカードとは、香港特別行政区政府が発行している香港での身分証明書の役割を果たすICチップ入りのプラスチック製カードのことであり、香港ビザや永住権を保有する11歳以上は常時携帯が法律で義務付けられています。11歳未満の子供はパスポート、出生証明書や学校のIDカードなどが身分証明書の役割を果たします。
なお、香港IDカードは、180日以上の香港滞在が許可されているビザ保有者を対象に発行されており、香港での滞在許可が180日以下の場合はパスポートおよび滞在期限が記入されている入国スリップを常時携帯することがルールとなっています。パーマネントIDカードとは

パーマネントIDカードは香港IDカードの一種であり、香港で永住権を持つ者が取得できる香港での身分証明書の役割を果たすICチップ入りのプラスチック製カードのことです。永住権を保有する11歳以上は常時携帯が法律で義務付けられており、11歳未満の子供はパスポート、出生証明書や学校のIDカードなどが身分証明書の役割を果たします。
パーマネントIDカードと香港IDカードの違いは、永住権の有無となります。永住権を取得すると香港でのビザが不要となり、無条件で居住や活動をおこなうことが可能になります。パーマネントIDカードにはPermanent Residentと明記され、永住権を保有していることを証明することが可能になります。香港IDカードが求められる場面

香港IDカードは、「病院での診察、銀行口座開設、携帯電話の契約、賃貸契約、入社手続き、香港政府での各種手続き」などの様々な場面で求められます。
香港国際空港では、入出国時に自動入境ゲート(e道)を利用することができ、パスポートを提出しなくても香港IDカードで入出国ができるようになります。香港IDカードの申請から取得までの流れ
香港IDカードは、香港でビザが許可された後、初回入国から30日以内に申請することがルールとなっています。香港IDカードの申請場所は香港イミグレーションであり、代理人による申請は許可されていないため、申請者本人が香港イミグレーションに足を運び手続きをおこなう必要があります。香港IDカードの申請から取得までの流れは以下の通りとなります。
- 香港イミグレーションのサイトから申請予約の申し込みをする。
- パスポートとビザを持ち、予約日にイミグレーションに行く。
- イミグレ担当官の指示に従い手続きを進める。(名前登録、写真撮影、指紋採取など)
- 仮IDの用紙を受け取る。(仮IDにはカード受取期間が記載されている)
- カード受取期日までに仮IDを持ち香港IDカードを受け取りにいく。

香港イミグレーションは込み合っていることが多いため、香港への入国日が決まり次第、申請予約をおこなうことをおすすめします。香港IDカードの申請と取得に費用はかかりませんが、破損・紛失などによる再発行には費用がかかります。香港IDカードは申請手続が完了してから約1週間で発行されるのが通常であり、代理人が受取をおこなうことも可能です。
なお、パーマネントIDカードの申請は、香港イミグレーションで永住権の承認を受けたあと、できるだけ早めに香港イミグレーションのサイトから申請予約をし、申請手続きをおこなってください。申請手続きが完了すると、仮のパーマネントID用紙を受取ることができますので、用紙に記載されたカード受取日に香港イミグレーションを訪れてパーマネントIDカードを受け取ってください。
香港IDカードの申請は本人がおこなわなくてなりませんが、香港IDカードの申請予約、香港イミグレーションでの手続き、仮ID用紙の受取り、香港IDカードの受取りまで、当社の日本人スタッフが同行を含めたサポートをおこなうことが可能です。ご不安のある方はお気軽にご相談ください。