香港の就労ビザと投資ビザの選択で悩んでいる方へ

香港で就労ビザを申請するべきか、投資ビザを申請するべきかの選択で悩んでいる方がとても多くいます。特に会社設立をしたばかりの個人や規模の小さい企業がこのような悩みを良く抱えます。このページではビザ選択の悩みがスムーズに解決できるように、それぞれのビザの特徴や選択の方法について解説していきます。

就労ビザと投資ビザのどちらを選択するべきか?

就労ビザと投資ビザのどちらを選択するべきか?

香港で働くために就労ビザを申請するべきか投資ビザを申請するべきかを悩まれている方が多くいます。特に会社設立をしたばかりの個人や小規模企業の方に多い悩みといえます。

就労ビザは従業員として香港で働くために用意されているビザであり、投資ビザは株主となり起業家として香港で事業をおこなうために用意されているビザであるため、基本的にこの基準に従って申請するビザを選択していくことになるのですが、投資ビザは就労ビザに比べて取得が難しいため、香港で会社設立をしたばかりの個人や規模の小さい企業の半数は、就労ビザを選択できるように整えて申請をおこなっているのが現状です。

投資ビザの該当者が就労ビザを申請する方法

投資ビザの該当者が就労ビザを申請する方法

香港会社の株式を過半数以上保有している方は、投資ビザを申請することになるため、就労ビザを申請したい場合は香港会社の株式保有率を調整する必要があります。どのように調整すれば就労ビザが選択できるかは香港ビザの専門家と相談しながら決める必要がありますが、持株比率を高めないことが大きなポイントになります。

注意点として、就労ビザを選択することを目的に持株比率を調整していると判断されると、ビザ審査上で不利になることがありますので、できる限り会社設立の段階から持株比率をバランス良く設定することをおすすめします。当社にご相談いただければビザ取得を見据えて会社設立からビザ取得をワンストップでサポートいたします。経理会計やビザを専門分野とする日本人スタッフが多数在籍していますのでお気軽にご相談下さい。

香港の就労ビザの審査基準や取得について

香港の就労ビザは従業員として働くために用意されたビザであり、ビザ申請者である本人とビザスポンサー(勤務先である会社)の審査がおこなわれビザ承認の可否が決定します。香港イミグレーションが定めている就労ビザの主な審査基準は以下であり、どのビザを選択するべきかお悩みの方は参考にしてください。

ビザ申請者の主な審査基準

  • 深刻な犯罪歴、香港への入国拒否(安全上の理由)の履歴がないこと。
  • 大学卒業以上、もしくは優れた技術資格、専門能力、経験や実績があること。
  • 雇用先の企業でビザ申請者が就職する空席ポストがあること。
  • 雇用先で過去の経歴が活かせること。香港人では代わりが見つけにくい仕事であること。
  • 申請者の報酬(給与や福利厚生費等)が専門職の水準を満たしていること。

ビザスポンサーの主な審査基準

  • 香港人を雇用している、または雇用予定があること。
  • 香港でオフィスの賃貸契約をおこなっていること。
香港の就労ビザの審査基準や取得について

基本的に香港イミグレーションが定めるビザの審査基準を満たしていれば就労ビザは承認されますが、ビザスポンサーが新規会社の場合には事業計画や財務状況なども厳しく審査され、多くの資料も要求されます。

香港でビザ取得に失敗すると香港イミグレーションに履歴が残り、再申請でのビザ取得は困難になりますので、香港でのビザ申請が初めての方は、どのビザを選択するべきかを含めてビザの専門家がいる会社に相談することおすすめします。当社にも香港ビザの専門家が複数名在籍していますので香港ビザに関することならお気軽にお問い合わせください。

香港の投資ビザの審査基準や取得について

香港の投資ビザの審査基準や取得について

香港の投資ビザは、株主となり起業家として香港で事業をおこなうために用意されたビザであり、審査対象者はビザ申請者である本人とビザスポンサー(勤務先である会社)になります。以下は香港イミグレーションが定めている投資ビザの主な審査基準となりますので、どのビザを選択するか迷っている場合は参考にしてください。

  • 深刻な犯罪歴、香港への入国拒否(安全上の理由)の履歴がないこと。
  • 大学卒業以上、もしくは優れた技術資格、専門能力、経験や実績があること。
  • 投資ビザの申請者は、香港経済へ大きく貢献する職務であること。
香港経済への貢献については「事業計画、売上、事業資金源(個人口座残高など)、事業投資額、現地雇用の創出、新技術の導入」に注目して審査がおこなわれます。新規会社だから事業の説明ができないという理由は通用しないため、過去の実績や関連会社の売上などから将来の予測を立てて資料を作る必要があります。

投資ビザのビザ延長(更新)の審査は厳しい

投資ビザのビザ延長(更新)の審査は厳しい

香港のビザには期限が設定されており、ビザ延長は期限日となる前に申請する必要があります。

投資ビザの延長手続きは、投資ビザ保有者が過去に香港イミグレーションに提出した事業計画と照らし合わせながら審査がおこなわれますので、現在の会社状況を示す資料を提出して延長手続きをおこなう必要があります。事業計画に沿って会社運営がおこなわれていないと判断されると、ビザ延長が承認されなかったり、ビザの発行期間が短縮されたりします。また、投資ビザの延長手続きは就労ビザに比べて厳格に審査がおこなわれるため審査にも時間がかかります。

就労ビザと投資ビザのどちらを選択するべきかお悩みの方は当社までお問い合わせください。どの種類のビザを選択して申請するべきかについては、現状をお伺いした上でご案内させていただきます。最適なビザ申請が選択できるようにサポートしていきます。
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