香港ビザに関連するビザスポンサーの重要性
ビザスポンサーとは
ビザスポンサーとは、ビザ申請者およびビザ保有者の保証人のことであり、香港でビザを申請するためにはビザスポンサーは必ず必要になります。
香港で就労ビザを申請する場合は、雇用主となる香港の会社がビザスポンサーとなります。投資ビザ(起業家ビザ)を申請する場合には、香港会社か申請者と面識のある香港居住者(18歳以上)がビザスポンサーになることができます。家族ビザを申請する場合には、就労ビザや投資ビザや研修ビザ保有者、トップタレントパス保有者、学生ビザ保有者(認可された全日制学校の生徒)、永住権保有者、または香港人の家族がビザスポンサーになることができます。学生ビザを申請する場合は、香港にある学校がビザスポンサーとなって申請をおこないます。
また、香港のビザ審査では、ビザ申請者とビザスポンサーの両方が審査対象になります。ビザ申請者の学歴や職歴がどれだけ優秀であっても、ビザスポンサーがビザ申請者を受け入れるための要件を満たしていないと香港イミグレーションから判断されればビザが承認されません。なお、ビザスポンサーは香港イミグレーションが定めるビザスポンサーの責任を理解した上で、以下の内容に同意する必要もあります。
- ビザ審査中にイミグレーションから質問があった場合には回答すること。
- 香港の政府機関や関連機関に申請内容が開示されることに同意すること。
- ビザ取得者がビザ有効期限を越えて香港に滞在している場合は帰国させること。
- 就労ビザ保有者が退職・解雇となった場合はイミグレーションに通知すること。
- 香港のローカル人材雇用に努力したことを宣言すること。(就労ビザのみ)
- ビザ取得者の香港滞在での費用や支出をすべて負担すること。(家族ビザ)
- ビザ申請書の記入内容に偽りのないことを宣言すること。
ビザスポンサー審査:就労ビザ編
ビザスポンサー審査:投資ビザ編
投資(起業家)ビザ申請時のビザスポンサーの審査でも就労ビザと同様に、香港に事務所や店舗を構えているか、香港人を雇用していている(採用活動をしている)か、会社運営を行うための十分な資金があるかなどが審査されます。
投資ビザのビザスポンサーは大きく2つのパターンに分かれます。1つ目は申請者がすでに経営している香港会社がビザスポンサーになるパターン。このパターンでビザ申請をおこなう場合は、ビザスポンサーは現在までの事業実績をまとめ、今後の事業計画を作成することになります。2つ目は香港で新規事業をおこなうために設立した香港会社がビザスポンサーになるパターン。このパターンでビザ申請をおこなう場合は、香港経済に貢献でき将来性のある事業計画であることをアピールすることが重要になります。ビザスポンサー審査:家族ビザ編
一般的な家族ビザ申請でのビザスポンサーの審査はそれほど厳しくありませんが、結婚して日が浅かったり国際結婚の場合は、馴れ初めなど細かく審査されることがあります。ビザスポンサーには家族ビザ申請者の香港滞在での費用や支出をすべて負担する責任があります。また、家族ビザが取得できるのはビザスポンサーの配偶者と18歳未満の子供となります。ビザスポンサーが永住権保有者や香港人であれば60歳以上の両親の家族ビザも取得できます。
なお、家族ビザは就労ビザや投資ビザの申請と同時に申請することもできますし、就労ビザや投資ビザを取得した後に申請することもできます。香港で家族と生活することが決まっている場合は同時に申請する方が審査がやや緩く短期間で取れるため、同時申請をおすすめします。ビザスポンサー審査:学生ビザ編
ビザスポンサーが変更となる場合
転職や再婚などによりビザスポンサーが変更となる場合には、香港イミグレーションにビザスポンサーの変更を申請しなくてはなりません。ビザスポンサーの変更は必ずしも許可されるものではなく、再び香港イミグレーションでビザの審査がおこなわれるというイメージを持っておくと良いでしょう。
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