香港のビザ申請者の学歴について
香港イミグレーションが定める学歴の条件

香港で就労を目的とした就労ビザや投資ビザを取得するためには「学歴」の審査がとても重要になります。香港イミグレーションは学歴について以下のように案内しています。
「申請者は良好な学歴を有しており、通常は関連分野で学位(大卒以上)を取得していること。状況によっては、優れた技術的資格、証明された専門的能力、および/または文書によって裏付けられた関連経験と業績も受け入れられる場合がある。」
このように最終学歴が大学卒業であれば香港ビザの取得に有利となります。最終学歴が中学、高校、短大や専門学校であっても関連する経験や資格が豊富であれば大学卒業と同等の扱いでビザ審査を受けることができます。学歴や偏差値について(中・高・専門・短大・大学)

香港のビザ取得に関連する学歴や偏差値について解説していきます。
最終学歴が大学卒業(大学院を含む)であれば偏差値に関係なく学歴審査をスムーズに通過できます。大学で学んできたことが香港の雇用先の業務内容に関連していれば、さらにビザ審査を有利に進めることができます。偏差値が高い有名大学を卒業していればビザ審査上で有利に働くこともあります。
専門学校や短期大学を卒業している方は、専門的に学んできたことを雇用先で活かすことができればビザ審査が有利に進みます。例えば、ファッション系の学校を卒業している方は、ファッション系の会社でビザが取得しやすくなります。美容専門学校で美容師資格を保有している場合は、大学卒業よりも美容室でのビザが取得しやすくなります。
最終学歴が中学校や高校卒業の場合、学歴審査が障壁となることがありますが、雇用先企業の業務に関する経験が豊富にあり、培ってきた技術や技能が活かせる場合にはビザ審査上で障壁となることはありません。当社では中学や高校卒業の方のビザ取得にも数多く成功しています。卒業証明書、退学証明書、成績証明書について

香港ではビザ申請時に学歴を証明する英語か中国語の資料をイミグレーションに提出しなければなりません。
英語の学歴証明書となる卒業証明書や退学証明書は、過去に在学していた学校に依頼することで取得できます。学歴証明書や退学証明書の取得方法には、在籍していた学校の窓口に申請をして取得する方法、在籍していた学校に電話で依頼する方法、学校の公式サイトからオンラインで申請する方法などがあります。各学校によって受付方法が異なりますので必要に応じて学校に問い合わせください。また、証明書の発行には1日から2週間かかりますので早めに準備することをおすすめします。
在籍していた学校が統合などで存在しなくなった場合には、統合された学校に証明書の取得について問い合わせをすれば卒業証明書や退学証明書を取得することができます。在籍していた学校が廃校となっている場合は、学校が存在していた地域や自治体、教育委員会に問い合わせれば証明書が取得できます。
なお、最終学歴が大学中退の方は、大学の退学証明書と高校の卒業証明書の取得が必要です。高校を中退している方は、高校の在学期間証明書で中退を証明することになります。トップ大学卒業者が取得できるトップタレントパスとは

2022年末、香港で「トップタレントパス・スキーム(Top Talent Pass Scheme)」という制度が始まりました。トップタレントパス・スキームとは、香港政府が指定する世界トップ100大学の卒業者が取得できる権利のことであり、権利の取得により香港での2年間の滞在が許可され、就労や転職、会社設立や起業を自由におこなうことが可能となります。世界トップ100大学の卒業者で香港での就労をお考えの方は当社までお気軽にお問い合わせください。
香港政府が指定する世界トップ100大学は以下のページから確認することができます。トップタレントパス・スキーム制度が開始された時点で、日本の大学では「東京大学、京都大学、東京工業大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学」の6つの大学が選ばれました。
トップタレントパスの取得や費用などの詳細
https://hongkong-bs.com/visa/toptalentpass/