香港のお部屋の原状回復についての対応
退去時の原状回復についての概要
香港では賃貸物件の退去時に入居時の状態に原状回復をしてから退去するのが基本的なルールとなっています。原状回復の費用は、物件契約時に納めた保証金から支払われるのが通常ですが、保証金では足りない場合には追加費用を支払うことになります。
香港の居住用マンションは「通常の使用を大きく超えた破損」がない限り、原状回復を求められませんが、不動産オーナーの中には悪意を持った請求をおこなう方もいますので注意が必要です。日本人は賃貸物件をきれいに使用することが多いため原状回復を求められることが殆どありません。オフィスや店舗物件も同様に、契約時の状態に原状回復をしてから退去することになります。当社の経験上では居住用マンションよりも厳しいチェックがおこなわれます。
居抜き物件は、賃貸契約時の不動産オーナーとの取り決めによりますが、原状回復を求められるケースは少なく、内装や各種設備を残したまま退去できることが多くあります。
なお、原状回復を求められた場合はトラブル防止のためにも掛かった費用の明細は忘れずに受け取るようにしてください。家具や家電など原状回復について
香港では賃貸物件の入居時に、不動産オーナーと一緒にお部屋の現状を確認し、提供された家具や家電の現状確認リストを作成して内容確認をおこないサインをします。賃貸物件からの退去時には以前作成をしたリストを見ながら、不動産オーナーが故障や破損などの不具合がないかを確認し、原状回復の必要性について判断していきます。
不動産オーナーが家具や家電に不具合があると判断すれば話し合いがおこなわれ、必要に応じて原状回復をおこない賃貸物件から退去することになります。原状回復の費用は保証金から支払われるのが通常ですが、保証金では足りない場合には追加費用を支払うことになります。トラブル防止のためにも原状回復にかかった明細は忘れずに受け取ってください。
なお、入居中に不動産オーナーに確認をせずに家具や家電の買い換えをおこなった場合は、買い換えた商品を置いて退去するか、新たな家具や家電を購入して退去することになりますのでご注意ください。床・壁・天井の原状回復について
床・壁・天井に修復が必要となる破損が確認された場合は、内装業者を手配して原状回復をおこなうことになります。基本的に不動産オーナーの指定業者が原状回復をおこないますが、他の内装業者に依頼したい場合は、不動産オーナーに相談する必要があります。当社には内装業者のネットワークもございますので必要に応じてご紹介することが可能です。
保証金を取り戻すための対策
原状回復を最小限に抑えるためにも、お部屋の退去時には掃除をすることをおすすめします。簡単に落とせる壁の汚れなども綺麗にすることをおすすめしますが、洗剤や濡れた雑巾で壁をこすり塗料が剥がれてしまうと逆効果になることもあるため、適度な掃除で十分です。
最後に、当社を経由して賃貸物件を契約した方へは、賃貸契約後のアフターフォローから退去までをフルサポートしております。完全な日本語対応となっていますので、ご不明な点などがありましたら、日本語でお気軽にお問い合わせください。