香港で家具や家電付きの物件を借りるメリットとデメリット

香港で家具や家電付き物件を借りる際のメリットやデメリット、賃貸契約を締結する前の注意点になどについて解説していきます。また、備え付けの家具や家電に故障や破損がみられた場合の対応方法や、交換をおこなった場合のルールなどについても詳しく説明していきます。

香港の住宅とオフィスの賃貸物件事情

住宅とオフィスの賃貸物件事情

日本の賃貸物件でも家具や家電付きの物件が増えてきましたが、香港には住宅やオフィスに関係なく家具や家電、内装がついている物件が沢山あります。

住宅物件の家具や家電は交渉によって撤去や交換を求めることができますが、オフィスの場合は撤去や交換の交渉に応じてもらえるケースは少なく、借主負担での撤去や交換が求められることが多いといえます。なお、レストランやショップの家具や家電つきの賃貸物件は居ぬき物件と言われます。

家具や家電付き物件のメリット

家具や家電付き物件のメリット

家具や家電が付いている物件のメリットは、新たに商品を購入したり運んだりする必要がないこと、内装を作りこむ必要がない点にあります。初期費用が大幅に抑えられ、退去時の家具や家電の廃棄が不要となることもメリットです。備え付けの家電が、通常の使用範囲の中で故障した場合は、大家負担または費用の折半などで、取り換えがおこなわれるのが通常です。

家具付きの住宅物件は、生活を早くスタートできることから駐在員や長期出張者などの期間限定で住宅を借りたい方に人気があります。香港の家具付き物件には、ベッド、ソファ、ダイニングテーブル、照明、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、カーテンが付いていることが多く、物件によっては電子レンジ、ワードローブ(収納スペース)、ケトルなどの家具が付いていることもあります。エアコンについては家具付きの物件でなくても付いているのが通常です。

オフィスの家具付き物件にも住宅物件と同様のメリットがありますが、オフィスを借りる方は長期で物件を借りることが多いため、オフィス家具は新たに購入する方が多いです。期間限定でオフィス物件を借りたいという方、小規模からビジネスを始めたいという方は、「デスク、椅子、電話、インターネット、コピー機、会議室」などが一通り揃うサービスオフィスやシェアオフィスの利用を検討するのも良いでしょう。

家具や家電付きの賃貸物件をお探しの方は当社までお問い合わせください。ご要望を満たせる物件をご紹介します。

家具や家電付き物件のデメリット

家具や家電が付いている物件のデメリットは、家具や家電の交換・修理・破棄を大家に逐一確認しなくてはならない点にあります。大家の判断により交換や破棄に応じてくれないこともあります。

物件契約中に備え付けの家具や家電が壊れた場合は、大家負担または大家との折半により修理や交換がおこなわれるのが通常ですが、予算などの都合により自分好みの家具や家電が購入できないことも多くあります。また、不要となった家具や家電を破棄した場合は、物件退去時に代わりとなる家具や家電を購入して返却しなくてはなりません。家具や家電付き物件は、自分好みのお部屋に模様替えをしたいという方に向いていないかもしれません。

家具や家電付き物件を借りる際の注意点

香港で賃貸契約をおこなう際には、備え付けの家具や家電リスト(Furniture & Electrical Appliances)を作成してサインをおこなうのが通常です。この書類は契約時にどんな家具や家電が備え付けられていたか、どんな状態であったのかを大家と借主の立ち合いのもとで記録されていきますので後のトラブル防止のためにも重要な書類となります。物件引き渡し時に家具や家電に破損や傷がある場合は、大家へ伝えたうえで、写真に記録しておくことをお勧めします。

物件退去時には、契約時に作成したFurniture & Electrical Appliancesを見ながら備え付けの家具に破損がないかを確認します。備え付けの家具などに問題があれば保証金(Security Deposit)から修理費用や交換費用が差し引かれることがあります。

備え付けの家具や家電は交換できる?

家具や家電付き物件のデメリット

賃貸契約の前に生活に必要な家電(エアコン、換気扇、冷蔵庫、洗濯機など)に故障や破損などがみられる場合は修理や交換に応じてもらえるのが通常です。テーブルやソファ、掃除機や電気ポットなどの家具や家電においては各大家により修理や交換を判断されます。また、使用したくない家具や家電については廃棄を要求することができます。

入居後に備え付けの家具や家電が故障した場合は、修理や交換がおこなわれるのが通常ですが、費用は大家の全負担または大家との折半のどちらかになるケースが多いといえます。トラブルを防止していくためにも入居前に修理や交換のルールについて確認しておくことが大切です。

なお、家具や家電を取り換えた場合は、商品を部屋に残して退去するのが基本です。備え付けの家具などを保管し、退去時に元の家具に戻して退去する方もいます。

香港で賃貸物件を借りる際には、さまざまな確認や交渉が大切となります。特に家具付き物件を借りる際には注意が必要です。当社にお任せいただければ専門家スタッフがお客様に同行し、安心の賃貸契約サポートを提供します。

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