香港の居抜き物件の情報とメリットやデメリット
香港の居抜き物件の概要を知る
居抜き物件とは、床、壁、天井、家具などの内装や設備が残っている物件のことをいいます。居抜きレストランであれば内装とともに厨房機器や椅子やテーブルなどの店内設備が残っている物件になります。居抜きオフィスであれば、内装や棚や部屋などの備え付け家具が残っている物件となります。居抜き物件を借りることで、内装費用が大幅に削減できるため大変人気があります。
一般的に、オフィスや店舗物件を借りると退去時にスケルトン状態(原状復帰)で物件を返却しなければなりませんが、居抜き物件は事前に不動産オーナーとの合意を得ることで内装や各種設備を残したまま返却することが可能になります。
なお、居抜き物件とは呼ばれていませんが、香港には家具付きの居住用物件が沢山あります。居抜き物件を扱う不動産会社は香港にほとんどありません、ご希望であれば当社までお問い合わせください。香港で借りることのできる物件タイプ
1.内装なしの物件(スケルトン)
内装のないスケルトンタイプの不動産物件は、香港でもっとも多い物件タイプとなります。オフィス物件では、床、壁、天井がついている物件もスケルトンタイプと呼ぶこともあります。スケルトンタイプの物件は自由にレイアウトが決められますが、退去時に原状復帰(スケルトン戻し)が必要となります。
2.内装が付いている物件(居抜き)
内装や備え付け家具などが付いている不動産物件は居抜きタイプといい、居抜き物件の専門業者でなければ多くは扱っていません。居抜き物件をお探しであれば当社にお問い合わせください。居抜き物件は内装費用が大幅に削減できるため初期コストの面で有利になります。大家との条件交渉にもよりますが、退去時にスケルトン状態に戻さず返却できることも多いといえます。
3.サービスオフィス
オフィス(事務所)に限定した案内ですが、サービスオフィスという選択肢もあります。サービスオフィスとは、仕事上で必要な内装や設備が揃っているオフィス物件です。デスク、椅子、電話、インターネット、コピー機、会議室などが揃っており、即時入居が可能であるため直ぐに仕事に取り組むことができます。
居抜き物件を活用するメリットとデメリット
居抜き物件を活用する最大のメリットは内装や設備をそのまま使用できる点にあります。具体的なメリットを以下にお伝えします。
・工事やライセンス取得の期間が早まり、最短でビジネスが開始できる。
・内装・施工のコストが大幅に抑えられるため、素早い利益獲得が期待できる。
・マーケティングやプロモーションに多くの費用を割り当てることができる。
・前のテナントの顧客も取り込める可能性がある
居抜き物件を活用する代表的なデメリットを以下の通りまとめました。
・内装やレイアウトが決まっており、改装が簡単ではないため自由度が低い。
・設備や機材が古い場合が多く、故障も頻繁に起こる可能性がある。
・前のテナントの評判が悪ければ、その評判を引きついででしまう可能性がある。
設計および内装施工について
香港には日本人が経営している設計施工会社がありますので、日系企業の多くは日本人経営の設計施工会社を利用しています。香港に慣れている一部の日本人は、香港ローカルの設計施工会社を利用していることがあります。
日系の設計施工会社は香港ローカルに比べて割高となりますが、依頼者のこだわりや細かい指示が正確に伝わりますし、工事の遅延も少ないことから安心して任せることができます。建築法令や各種ライセンスなども同時に依頼することができ、丁寧な説明を日本語で受けながら任せられることも大きなメリットです。
香港のローカル会社は、日本人経営の設計施工会社に比べて割安となることがほとんどです。言語コミュニケーションが中国語または英語となるため、依頼内容を正確に伝えて、工事の遅延が発生しないようにスケジュール管理をしていくことが大切です。
当社には、日本人経営の会社、香港ローカルの会社のどちらにもネットワークがありますのでご希望に合わせてご案内いたします。オフィスやショップなどの内装についてはお任せください。当社がおこなう手厚いサポート
当社には、居抜き物件の情報が定期的に届きますが、居抜き物件はすぐに契約がみつかります。長い期間、誰にも借りられて居抜き物件があれば何らかの問題を抱えている可能性があります。当社が最適な居抜き物件の情報を提供しますので、お気軽にお問い合わせを頂けると幸いです。
当社では不動産物件の仲介だけではなく、レストランやオフィスの設計・内装・施工、必要なライセンス取得など総合的なサポートをおこなっています。どんなことでもお気軽にご相談ください。