香港にオフィス（事務所）を構える際のお役立ち情報

香港島エリア
香港島は他のエリアに比べて賃料が高いエリアとなりますが、香港の中心地であるため香港の活気を感じながら働くことができます。

香港島の中環（セントラル）は、香港の金融センターとしての役割を果たしており、多くの多国籍金融機関の本部がオフィスを構えています。各国の領事館なども集まる地域でもあります。そして香港で最も賑やかなナイトスポットがある蘭桂坊（ランカイフォン）やソーホー（SOHO）があり、その周辺では日本食などの様々な料理を楽しむこともできます。

湾仔（ワンチャイ）は、ビジネス街の中環、商業地の銅鑼湾にはさまれた位置にあり、イミグレーションや警察本部などの政府関連の施設が集まっています。香港の政府機関を訪れることが会計会社などのビジネスをしている企業は、湾仔にオフィスを構えていることが多いです。

銅鑼湾（コーズウェイベイ）は、大型商業施設が集まっている商業地であり、様々な国のショップやレストランが立ち並んでおり、平日や週末に関係なく、いつも多くの人で賑わっています。大手外資系企業はオフィスを構えていますが、日系会社がオフィスを構えているイメージは強くありません。日本人向けの飲食店やスーパーがあるため、、仕事終わりには多くの日本人が集まっています。

九龍（カオルーン）エリア
九龍は日系企業がもっとも多くオフィスを構えるエリアであり、香港に居住している日本人や日本人旅行客も多くみかけます。

九龍エリアの尖沙咀（チムサーチョイ）は、日系企業の多くがオフィスを構えている地域であり、大手企業から中小企業、日系銀行なども尖沙咀を拠点にオフィスを構えるようになりました。世界からの旅行者や日本人ビジネスマンも多く訪れる場所であるため、旅行会社や飲食店やショップなどの多い地域です。

紅磡（ホンハム）も尖沙咀と同様、日系企業の多くがオフィスを構えています。紅磡駅から中国大陸の深圳（シンセン）市に向かう電車が出ていることもあり製造業が多い印象があります。また、紅磡は香港内でもっとも日本人が暮らしている地域なので、日系レストランや日系スーパーマーケットも沢山あります。

その他にも日系企業は九龍エリアの様々な地域にオフィスを構えていますが、日系企業がオフィスを構える代表的な地域は上記の尖沙咀と紅磡付近であるとお考えください。

新界エリア
新界（シンカイ）エリアは、とても広いため業務内容や取引先、または賃料などでオフィスを選定していくと良いでしょう。新界エリアの中心部は沙田（シャーティン）となり、中国大陸の深圳（シンセン）市に近いことから製造業を営む日系企業がオフィスを構えるようになりました。沙田の大型ショッピングモールであるニュータウンプラザは香港居住者や中国人旅行客で毎日賑わっていることから店舗ビジネスをおこなう企業にも注目されています。

その他にも葵青（クワイツェン）コンテナターミナル付近には工業ビルが多いため、広い倉庫が必要となる物流会社や貿易会社がオフィスを構えています。