不動産会社により家賃や価格が異なる理由と対処方法

香港の不動産は建物と間取りが同じでも家賃や購入価格が異なるというケースが多いといえます。また、価格交渉をしなければ高い家賃や費用を支払うことになるため注意が必要です。このページでは香港の不動産物件の仕組みと、物件を安く借りることや購入するための方法について詳しく解説していきます。

不動産会社によって同じ物件でも家賃や購入価格が異なる理由

家賃や購入価格が異なる理由

家主が複数の不動産会社に物件仲介を依頼している場合、同じ物件であっても不動産会社により家賃や販売価格が異なることがあります。これは各不動産会社のセールス戦略であり、実際には資料に提示されている価格よりも安く契約できることがほとんどです。反対に価格交渉をしなければ不利な条件で契約を結んでしまうということになります。

同じ建物と間取りなのに家賃や販売価格が異なる理由

家賃や販売価格が異なる理由2

香港の賃貸物件は部屋ごとに家主が異なることが多く、家主により家賃設定がおこなわれています。そのため、同じ建物と間取りの賃貸マンションや賃貸オフィスであっても部屋ごとに家賃が異なります。マンションなどの販売においても同じです。もちろん、低層階よりも高層階、コンディションの状況、家具や家電の有無によっても価格は異なります。

日本人だから物件を安く借りられるということはありますか?

香港での日本人の評価として、部屋をきれいに使い、支払いの遅延がないなどがありますので、優先的に物件を押さえてくれることがあります。しかし、日本人だからといって他人よりも家賃が安くなることや特別な対応を受けられることは少なく、基本的にもっとも早く賃貸契約を締結できる方に大家は物件を貸し出します。

物件を安く借りたい場合は、家賃交渉がとても重要であり、状況によっては大家と駆け引きすることも大切です。多くの日本人や日系企業は相場よりも物件を安く借りられていると思っていますが、実際には相場よりも高い家賃を支払っているケースがほとんどです。当社に不動産仲介をご依頼いただければ大家との関係を良好に保ちつつ、家賃を最大限に安くできるよう交渉をおこないますのでお気軽にご相談ください。

価格交渉でどこまでの値下げができますか?

価格交渉

ご依頼している不動産の仲介会社により価格交渉のスキルは異なりますが、賃貸マンションの場合は2~4%の値下げであれば成功しやすいといえます。30000香港ドルの物件であれば29000香港ドルとなるようなイメージです。

香港の不動産市場の状況によっても家賃交渉が有利におこなえるかは変わりますが、当社の過去3年間の実績としては、32000香港ドルと提示された物件が25%安くなり24000香港ドルで契約できたというケースがあります。この時は借主から「物件が他人に借りられても仕方がない。とにかく強い家賃交渉がしたい」と要望に合わせて家賃交渉をおこないました。

新築不動産の購入の場合は販売価格の値引き交渉ができないため、不動産会社がデベロッパーから受け取る販売手数料の一部を返金するように不動産会社と交渉することになります。中古物件の場合は、物件オーナーとの交渉となりますので、マーケットの水準や動向はもちろんのこと、オーナーが希望する売却タイミングを踏まえ、できるだけ安く買えるよう交渉をおこないますのでお気軽にご相談ください。

ご注意点として、不動産会社は仲介手数料(家賃の0.5ヶ月~1ヶ月程度)が収入となるため、家賃交渉をせずに契約成立となることが理想と考えています。そのため少しでも安く物件を借りたいという場合は、不動産会社に価格交渉を依頼することを忘れないようにしてください。当社に物件探しをご依頼いただければ家賃交渉のご要望をいただかなくても物件を有利に借りられるように交渉をおこないますのでお気軽にご相談ください。

当社では不動産の物件契約から入居中のトラブルサポート、退去までの全てをサポートしています。マンションやオフィスの賃貸物件だけでなく、レストランやショップの物件、不動産の売買などを広く日本語でサポートしていますのでお気軽にお問合せください。

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