会社を譲渡する際に手続きは必要ですか?
オフショア法人の株式および銀行口座の「譲渡・譲受」を行う際は、株式譲渡の手続きと銀行口座の登録変更を行い、登記局や銀行などに必ず届け出るようにしてください。
手続きをせずに、法人や銀行口座の受渡をすることは非常に危険です。万が一、会社が破たんしたり、何らかのトラブル等が発生した場合、登記内容を変更していないと旧株主・役員がその責任を負わなくてはなりません。株主は発行した株式の全額の出資義務があるため、未払い分に対して支払い義務が生じます。また役員は、何らかのトラブルがあった場合は、訴訟や賠償責任の対象となります。
また銀行に対しても同様に届出が必要となります。口座情報の変更をおこなわないと、前任者が銀行口座を管理・操作する権限を持った状態となっています。また、銀行からの問い合わせやお知らせは前任者に届くため、きっちりとした対応ができないと口座が使用できなくなるケースもあります。
特に銀行口座に関しては、マネーロンダリングなどの犯罪が疑われた場合、銀行からだけでなく、国の関係当局から連絡が入る可能性もあり、最悪の場合、知らない間に犯罪に巻き込まれる可能性があります。
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