従業員の退職・解雇時の手続き

従業員の退職もしくは解雇が決定した際には、退職日などを明確にするため、退職届(Resignation Letter)もしくは解雇通知(Termination Letter)を取り交わします。また、退職する1ヵ月前までに以下の所定フォームに従って税務局へ報告する必要があります。

通知期間を短縮して早期退職(早期解雇)する場合は、通知期間における給与や出勤の取り扱いについて確認し、最終給与の計算を行います。退職時の給与が原因でトラブルとなる場合も多々あるため、最終給与を支払う際に、通知期間取り扱いや給与計算を記した確認書に従業員から署名をもらいます。

香港人従業員など、退職後も継続して香港にいる場合

従業員が退職する1ヵ月前までに「フォーム:IR56F」を税務局へ申請します。
IR56Fの申請フォームは下記サイトより見つけることができます。
http://www.ird.gov.hk/eng/paf/for.htm#er

外国人従業員が退職後、香港を長期または永久に離れる場合

従業員の予定帰国日より1ヵ月前までに「フォーム:IR56G」を2部準備をして、税務局へ申請します。

IR56Gに香港を離れる日を記載し、それまでに給与の支払いや納税を終了させます。万が一、帰国日以降に給与の支払いが必要になる場合は、税務局の許可が必要となります。

IR56Fの申請フォームは下記サイトよりより見つけることができます。

http://www.ird.gov.hk/eng/paf/for.htm#er

なお、I56Gは税務局に直接取りに行く必要があります。

申請書提出は、政府ウェブ上からも申請が可能ですが、その場合は事前に税務局で専用ソフトを入手する必要があります。

不明な点がありましたら、いつでも当社にご連絡ください。
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