産休のルール
香港の雇用条例では、産休期間を14週間と定めています。従業員は、妊娠証明書と産休申請書を提出し、産休申請をおこないます。出産予定日の証明書を求められた場合は、医師より出産予定日の証明書を取得し雇用主に提出してください。
産休期間中の給与について
雇用主は、連続雇用が40週間以上ある従業員に対しては産休中でも毎日の手当を支払う義務があり、手当の計算方法は「過去12ヶ月間の日給の平均の80%」となります。最初の10週間は手当の金額に上限はありませんが、残りの4週間は上限80,000香港ドルとなります。
なお、40週間の連続雇用とは、1週間に18時間以上の労働を40週間継続している従業員のことを指します。連続雇用が40週間未満の従業員に対しては雇用条例上、雇用主が給与を支払う義務はありません。
産休を与えなかったり手当を支払わなかった雇用主は、起訴および罰金50,000香港ドルの対象となります。また、産休対象者を不当に解雇した雇用主は、起訴および罰金100,000香港ドルの対象となり、加えて一ヶ月分の給与と14週間分の産休手当を支払う必要があります。
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