香港で人気のドルコスト平均法による投資

香港ではドルコスト平均法による投資商品の人気がとても高く、投資パフォーマンスも優れていることから日本から海外投資のために香港に訪れる方も非常に多くいます。このページではドルコスト平均法の仕組みやメリット・デメリットを詳しく分かりやすく解説していきます。

ドルコスト平均法のしくみとは?

ドルコスト平均法とは、同一銘柄の株や投資信託、通貨を「一定間隔の期間」で「一定金額」を購入する投資手法のことです。投資商品の価格は変動するため、商品価格が高い場合は購入口数が少なく、低い場合は購入口数が多くなります。

ドルコスト平均法による投資は、投資商品の平均購入単価を引き下げる効果があることから、長期投資により安定利回りが獲得できると期待されており日本や香港などの世界中で人気があります。短期の運用成績に惑わされず長期的にコツコツと資産形成ができることから、将来の年金不安を解消するための投資方法としても注目されています。

ドルコスト平均法による投資は自分でもおこなえますが、保険会社や証券会社などでドルコスト平均法による投資商品が販売されていますので興味のある方へご案内することも可能です。

●ドルコスト平均法による投資シミュレーション

以下は、「ドルコスト平均法での投資」と「毎月500口数を購入した場合」の結果比較の表となります。商品の平均価格が、年間を通して100円だった場合を想定したシミュレーションです。

  商品価格(1口) ドルコスト平均法(月5万円投資) 定量投資(毎月500単位購入)
1月 100円 500 500
2月 95円 526.32 500
3月 80円 625 500
4月 115円 434.78 500
5月 120円 416.67 500
6月 100円 500 500
7月 90円 555.56 500
8月 85円 588.24 500
9月 70円 714.29 500
10月 90円 555.56 500
11月 110円 454.55 500
12月 145円 344.83 500
合計購入口数 6215.8口 6000口
月別平均購入口数 517.98口 500口

このように商品の1年間の平均価格が100円だった投資商品に対して、2つの投資方法で60万円ずつの投資をおこないましたがドルコスト平均法を活用して投資をおこなった方は、定量投資に比べて「215.8口」多く、商品を購入できました。金額換算をすると、定量投資は「合計:60万円(損益0円)」、ドルコスト平均法は「合計:62万1580円(利益2万1580円)」となります。これは、商品価格が低い時に多く購入し、価格が高い時に少なく購入しているためです。

ドルコスト平均法のメリット

投資対象商品の「価格がさらに上昇すると予想して購入し、結果的に高い価格で買ってしまった」という状況を「高値掴み」と言います。一括で投資商品を購入する場合は、緻密な相場分析により高値掴みを避けることが大切になりますが上手くいかないのも事実です。

ドルコスト平均法を活用すれば上記の投資シミュレーションのように高値掴みの投資額を減らすことができ、投資商品の購入タイミングに悩むことがなくなるというメリットがあります。さらに一括投資のようにまとまった資金がなくても投資が始められるというメリットがあり香港でも人気があります。

ドルコスト平均法のデメリット・注意点

ドルコスト平均法を活用すれば確実に利益を得られるということではなく、相場の値動きによっては損失を被ることがあります。例えば相場が右肩上がりに上昇している場合、ドルコスト平均法よりも一括で投資商品を購入した方が運用成績は良くなることがあります。また、ドルコスト平均法は時間を分散した投資をおこない安定した利益を目指すものであるため、短期的に大きな利益を目指したい場合には一括投資の方が適しています。

ドルコスト平均法はこんな人に向いている

ドルコスト平均法による投資はこのような人に向いています。

・まとまった資金を投資に回せない人
・投資期間に余裕のある人
・すぐに結果を求めない人

ドルコスト平均法は月額投資が基本にあり、1回あたりの投資額を数千円または数万円と設定することができます。長期の積立投資により投資商品の平均購入単価を引き下げて安定的な利益が期待できるため投資期間に余裕のある方に向いている投資手法となります。

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