加入義務のある保険
香港で法人活動をおこなう場合、加入義務のある保険は労災保険となります。
また、保険とは若干異なりますが、MPF(強制積立年金)も香港では加入義務となっています。
労災保険とは、従業員が労働中の業務が原因となり身体に傷害を被った場合の保険です。16歳~65歳の従業員が加入対象となり、雇用企業が加入をしなければなりません。もし、労災保険に加入していないことが発覚すると罰金や禁固刑が課せられますので注意が必要です。
MPFとは、日本の年金制度に相当するもので、従業員の老後生活費確保を目的に2000年より導入された制度です。正社員およびパートタイム社員を雇用している全ての企業が、基本的に給与の10%(会社負担5%、従業員負担5%)をMPF個人口座に積立てることになります。雇用者がMPFに加入せず、それが悪質と判断された場合は、罰金の支払いや禁固刑に処される可能性がありますので注意が必要です。
労災保険やMPFでお困りの際は、当社までご相談ください。