W3C勧告に準拠したコーディングとは
W3Cとは、World Wide Web Consortiumの略で、WEB技術の標準化と推進を目的とした、会員制の国際的な産学官共同コンソーシアムです。W3Cに準拠したコーディングをおこないホームページを制作することで、閲覧者にとって使いやすく、視覚障害や聴覚障害を持つ方にとっても利便性の高いホームページに仕上げることができます。様々なメリットがありますので詳しくご紹介していきます。
W3Cとは
W3Cとは、World Wide Web Consortiumの略で、WEB技術の標準化と推進を目的とした、会員制の国際的な産学官共同コンソーシアムです。簡単にいえばホームページの言語や標準規格を決めている非営利団体であり、日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営していることでも有名です。
世界中で様々なWEB技術が開発されている中で、WEBに関するルールが無ければ、各種ブラウザや端末で同じホームページを見ても、表示が異なったり、機能がうまく使えないなどの問題が発生します。そこでW3CがWEB技術の標準化という役割を担い、世界中のWEB技術を統一するためのルール作りを進めています。
W3Cが定めているルールは、ホームページの制作者やWEBブラウザなどの開発者たちが意識しており、このルールがあることで私たちは様々なホームページを快適に閲覧・利用することができています。W3Cに準拠したコーディングとは
W3Cに準拠したコーディングとは、W3Cの勧告に沿ってコーディングをおこなうことです。当社ではW3Cに準拠したホームページを制作していますが、この勧告基準をクリアしているホームページは全世界でわずか7%と言われています。
ホームページは、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を使用して制作するものです。W3Cでは、そのプログラミング言語の使い方、画像や動画の形式方法、セキュリティ対策など、幅広い分野においてルールを定めています。
このルールに従うことで、Microsoft EdgeやChrome、Safariなどの各種WEBブラウザでのホームページの見え方が同じになり、ユーザビリティを最大化することができます。このようにW3Cに準拠したコーディングはホームページの土台を支える重要な役割を果たしています。W3C勧告に準拠したコーディングのメリット
W3Cに準拠したコーディングをおこなう主なメリットを5つ紹介します。
1.ブラウザや端末の互換性を確保
W3Cのルールを守ってコーディングをおこなうことで、制作したホームページの見え方が、ブラウザや端末によって異なるという問題を解決することができます。2.閲覧者にとって使いやすいホームページになる
W3Cに準拠したコーディングをおこなうことで、全ての閲覧者にとって使いやすいホームページに仕上げることができます。また、W3Cのルールには、アクセシビリティに関するガイドラインも含まれており、このガイドラインに従うことで、視覚障害者や聴覚障害者などの障害者にとっても利便性が高いホームページに仕上げることができます。3.検索エンジンに評価されやすく、上位表示されやすくなる
W3Cに準拠したコーディングをおこなうことで、Googleなどの検索エンジンに理解されやすいコードとなり、検索エンジンに評価されやすく、上位表示されやすくなるメリットがあります。検索エンジンで上位に表示されることで、より多くの人にホームページを知ってもらえるようになります。4.ホームページ制作・保守の効率化
W3Cに準拠したコーディングをおこなうことで、読みやすく、理解しやすい論理的なコードに仕上がるため、ホームページ制作や保守対応を効率的におこなうことができます。他社との共同開発をおこなう場合には、特にW3Cに準拠したコーディングが重要になります。5.将来性を担保
WEB技術は常に進化しており、新しい技術や仕様が次々と登場するのと同時に、W3Cでもこれらの進化や技術動向に合わせてアップデートがおこなわれています。W3Cに準拠したコーディングをおこなうことで、将来的な技術の変化にも容易に対応していくことができます。