大坑舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)が開催
香港島の大坑(タイハン)地区で行われる伝統的なお祭り「大坑舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)」が9月28日(木)〜30日(土)の3夜連続で毎晩夜8時15分から開催されます。2019年以来4年ぶりの開催となり、300人以上のパフォーマーにより12,000本の線香で飾られた全長67メートルの巨大な龍のパレードがおこなわれます。
大坑舞火龍は143年の歴史ある伝統行事で、無形文化遺産のリストに登録されており香港居住者だけでなく海外からの観光客も多く訪れます。今年の大坑舞火龍は、将来を担う次世代のドラゴンパフォーマーによる特別パフォーマンスがおこなわれ、浣紗街(Wun Sha Street)と銅鑼灣道(Tung Lo Wan Road)沿いの観覧ゾーンではより多くの観客を収容できるように拡張がおこなわれました。龍の頭とLED巨大花飾りの写真スポットも新要素として登場しています。
大坑舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)の143年の伝統と歴史は「大坑火龍文化館」を訪れて学ぶことができます。大坑のNo. 12 School Streetという歴史的建造物の中にあり、営業時間は午前10時から午後6時までとなります。火龍舞は、かつて大坑の農業と漁業のコミュニティが疫病に悩まされていた時に、村の長老が夢の中で村を救うため、くすぶる線香で飾られたドラゴンを作り通りを練り歩くように指示されたことが始まりと言われています。それ以来、この儀式は毎年おこなわれ香港で最も重要な文化行事の1つとしての地位を確立しています。龍の作成は熟練した職人チームが1ヶ月以上かけて手作業でおこない、胴体は32の部分からなり、重さは頭だけでも48kgあります。
なお、大坑舞火龍は中秋節(今年は9月29日)におこなわれる行事であり、中秋節におこなわれる灯籠祭り(ランタンフェスティバル)も有名です。
香港政府観光局:https://www.discoverhongkong.com/hk-eng/explore/culture/tai-hang-s-fire-dragon-dance.html
公式ウェブサイト:http://www.taihangfiredragon.hk/home.html