香港での小切手(チェック)の入金サービスについて
香港の小切手(Cheque:チェック)について
香港では様々な支払いを小切手でおこなうことが一般的であり、小切手のことは香港でCheque(チェック)と呼ばれています。日本ではあまり馴染みのない小切手ですが、香港では家賃の支払いや取引先への支払いなど、ビジネスやプライベートに関係なく、支払い手段の一つとして利用されています。
小切手の記入方法によって、支払先を指定したり、現金化の可否を設定することができます。例えば、支払先を「A社やAさん」と指定すれば、A社やAさん以外が換金することができません。現金化の可否を可とすれば、小切手を発行した銀行がHSBC香港であれば、HSBC香港の受付カウンターで身分証明書を提示することで小切手を現金化することができます。現金化を否とすれば、小切手は自身の銀行口座にのみ入金することができます。小切手の入金サービスについて
小切手(チェック)の入金サービスとは、香港の小切手の入金処理を当社が代行するサービスになります。多くのケースでは香港で発行された小切手は香港の銀行でしか入金処理ができないため、活動拠点が香港以外の企業や個人の方が多く活用しています。小切手の入金サービスは以下の3つの入金方法で対応することが可能です。
- Cheque Deposit機能がついた香港の銀行ATMで入金
- 各銀行の受付カウンターで、小切手を入金
- 各銀行の小切手専用ポストに小切手を投函して入金
小切手の入金サービスの基本的な流れ
当社で小切手(チェック)が受取ってから入金が完了するまでの基本的な流れをご案内します。
- 小切手に記載のある会社名や名前、日付、金額に間違えがないか確かめる。
- お客様指定の銀行口座に小切手の入金をおこない、入金スリップを取得。
- 入金スリップをスキャンし、お客様のメール宛に添付および入金完了報告をおこなう。
- お客様の銀行口座に小切手の金額が反映されたかを確認していただく。
香港の小切手の安全性について
小切手(チェック)は香港内での様々なシーンで使用されており、口座間での入金と同じくらい安全性の高い入金手段だと言われています。
香港には、ベアラーチェック(Bearer cheque)とクロスドチェック(Crossed cheque)という2種類の小切手があり、香港の銀行はこれらの2種類の小切手を発行しています。ベアラーチェックとは受取人を指定しない小切手、クロスドチェックとは受取人を指定し受取人名義の口座へ入金する小切手になります。
香港ではクロスドチェックが一般的に使用されています。クロスドチェックでは受取人名義の口座への入金となるため、小切手を紛失したり盗まれた場合でも、第三者が現金化をすることができず安全性が高いためです。ベアラーチェックは誰でも換金できるため現金に近いものとなりますが、小切手発行の際に受取人を明記し、or bearer(持参人払い)を二重線で取り消し、小切手の左上に二重線を引くことによりクロスドチェックを発行することも可能です。
小切手の書き方についてはHSBC香港の小切手(チェック)の書き方と支払方法のページをご参考ください。小切手の入金サービスの費用については香港での会社設立ページのオプションサービスよりご確認ください。
小切手に関するご不明点があればお気軽にお問い合わせください。また、活動拠点が香港以外の企業や個人の方は是非、当社の小切手の入金サービスをご活用ください。その他にも会社運営における様々なビジネスサポートもおこなっていますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。