会社設立時に香港に行く必要はありますか?
香港会社を設立するため香港に渡航する必要はありません。メールやSNSなどでのテキストメッセージと書類の郵送だけで遠隔地からでも香港会社を設立することができます。このページでは香港会社を設立するための条件や必要な情報、会社設立時に利用できる当社のオプションサービスなどについてもご案内していきます。
香港会社の設立時に香港に渡航する必要性
香港会社設立のために香港に渡航する必要はありません。設立費用をお支払い頂ければ、テキストメッセージと書類郵送だけで香港会社の設立を完了させることができます。
香港での会社設立の手続きは香港政府の会社登記局(Companies Registry、公司註冊處)でおこなわれ、当社に香港会社の設立を依頼いただければ、ご本人が香港に渡航する必要なく、当社スタッフが必要となる書類準備や提出などをおこない、会社設立が完了するまでサポートいたします。
ただし、香港での銀行口座開設が必要な場合には、香港に渡航して銀行員と面談や手続きをおこなう必要があります。銀行員とやり取りをおこなう言語は英語または中国語となりますが、銀行の審査基準やプロセスを熟知している当社の日本人スタッフが丁寧にサポートしますので、英語や中国語が苦手な方でもご心配は不要です。香港会社を設立するための条件と必要情報
香港会社は外国人(日本人を含む)1名でも設立をおこなうことができます。日本人が香港会社を設立するために必要となる書類は「パスポート」と「住所証明書(運転免許証)」のコピーとなります。香港会社の株主や役員が法人となる場合は、その法人の謄本やその法人の主要株主の「パスポート」と「住所証明書」のコピーが必要となります。
また、香港会社を設立する際には、以下の情報を会社登記局(Companies Registry、公司註冊處)に登録する必要がありますので、事前に考えておくと良いでしょう。以下は当社が会社設立をサポートした場合を想定したご案内します。
- 会社名称
- 英語表記、中国語表記、または両方
- 事業名称
- 店名等の屋号がある場合は記入
- 事業目的
- 主要な業種を記載
- 登記住所
- 香港に住所を持たない場合は当社住所
- 資本金
- 10,000香港ドルとする会社が多い
- 株主
- 株主全員の名前、住所、国籍、パスポート番号(香港ID)、株数
- 取締役
- 株主全員の名前、住所、国籍、パスポート番号(香港ID)
- 会社秘書役
- TCSPライセンスを保有者がいない場合は当社
遠隔地から香港会社を設立する方法と流れ
日本を含む海外などの遠隔地から香港会社を設立する流れについて解説していきます。遠隔地から会社設立をおこなうと国際郵便での書類のやりとりが発生しますが、設立費用の支払いから3週間以内で会社設立が完了します。
- 会社設立フォーマットを記入し、メールなどでご返信ください。
- ご記入いただいた情報に漏れや不備がないかを当社にて確認します。
- 希望の社名が使用できるかを会社登記局のデータベースで調査します。
- 香港会社の設立に必要となる費用を請求させていただきます。
- 入金確認後、会社登記局に提出する必要書類一式を当社にて作成します。
- 株主・役員のサインが必要となる書類をEメールにてお送りいたします。
- 株主・役員にサインを頂き、当社まで国際郵便にて書類をご返送頂きます。
- 書類が届き次第、香港の会社登記局へ設立申請を行います。
- 通常、8営業日以内で会社登記が完了します。
- 会社設立書類一式のコピーや印鑑などをお渡しします。
会社設立時に利用できる当社のサービス
香港会社の設立時によく利用される当社のサービスの一部をご案内します。
バーチャルオフィス(登記住所貸しサービス)
バーチャルオフィスとは、香港会社を登記するために必要となる香港の住所を貸し出すサービスのことです。当社のお客様の多くはバーチャルオフィスが利用できる住所貸しプランで香港会社を設立しているのも事実です。香港にオフィス住所がない方はご活用ください。貸しオフィス(レンタルオフィス)
貸しオフィスとは、オフィスワークに必要となるデスク、椅子、インターネット、コピー機、会議室などの一式が揃う貸しオフィスのことで、1名から利用することが可能です。香港での作業スペースが必要な方に利用されています。ノミニー(Nominee)役員と株主
ノミニー制度とは、法人の役員や株主を第三者名義で登記できる制度のことで、名義上の役員をノミニー役員、名義上の株主をノミニー株主と言います。会社の株主や役員であることを登記簿上で公開したくないという方が活用することが多く、知名度のある有名人や企業、資産家などに多く活用されます。私書箱(転送)サービス
私書箱サービスとは、手紙や小包などを当社の住所で受け取り、お客様に転送するサービスのことです。郵送物の原本の転送、および宅急便などで届く小包や大きな荷物の受け取りなどを希望する場合には別途ご相談が必要です。専用電話回線と共有電話回線サービス
電話取り次ぎサービスには、専用電話回線サービスと共有電話回線サービスの2種類があり、両サービスともに当社から提供する電話番号を名刺に記載したり、取引先に伝えたり、各種サービス登録に利用したりすることができます。香港に事務所を構えずに香港会社を運営している企業から良く活用されています。法人口座開設サポート
法人口座開設サポートとは、香港会社やオフショア法人の銀行口座開設をサポートするサービスです。当社では香港にあるHSBC銀行や恒生銀行(ハンセンバンク)、中国銀行(Bank of China)などの口座開設サポートと、他国の銀行での口座開設サポートをおこなっています。