香港会社の設立が完了するまでの流れや期間

香港会社の設立が完了するまでの流れや期間について詳しく解説します。また、会社設立完了後におこなうことのできる銀行での法人口座開設、1年毎に必要となる会社更新、1期毎に必要となる会計監査など、会社運営に関することについてもご案内していきます。

香港会社を設立するための住所について

香港会社を設立するための住所について 香港会社の設立完了までの流れについてご案内します。当社では会社設立のプランを2つご用意しており、1つ目は「住所貸しプラン」、もう一つは「住所貸し不要プラン」になります。香港にオフィスの住所を持たない方は「住所貸しプラン」、オフィス住所をお持ちの方は「住所貸し不要プラン」を選択する方が多いといえます。香港の自宅住所でも香港会社は登記できますが、居住用物件には居住用であることが記載されていますので、賃貸物件で香港会社を登記していることが明らかになると物件オーナーに住所の変更を求められることがありますのでご注意ください。

香港会社の設立が完了するまでの流れと期間

香港会社の設立が完了するまでの流れをご案内します。香港会社は会社設立費用と必要書類をご提出いただいてから9営業日程度で設立が完了します。

1.会社設立フォーマットを記入して当社にご連絡いただく

当社の会社設立フォーマットに必要情報を記入してご提出ください。ご不明な箇所は空白でも結構ですし、その都度ご質問をいただいても構いません。

会社名は「英語と中国語の両方、英語のみ、中国語のみ」で決定することができますが、中国企業との取引が想定される場合は中国語の会社名、外国企業との取引が想定される場合は英語の会社名が必要となることがありますので「英語と中国語の両方」の会社名をつけておくのが理想です。中国語の会社名の付け方にお悩みになる方が多くいますが、ご連絡をいただければアドバイスをいたします。

2.当社にて会社名の類似商号調査をおこなう

会社設立フォーマットにご記入いただいたご希望の会社名称に対して当社スタッフが類似商号調査をおこないます。ご希望の会社名が他社などで使われていなければ会社名を決定することができます。また、香港政府のCompanies Registry(公司註冊處)のサイトを利用してご自分で類似商号調査をおこなうことができます。

3.香港会社設立のための必要書類を提出いただく

香港会社の株主と役員が個人の場合は「パスポートまたは香港IDカード」と「住所証明書(運転免許証等)のコピー」をご提出いただきます。株主と役員が法人の場合は「直近の登記簿謄本コピー」をご提出いただきます。

4.香港会社設立のための請求書をお送りします

会社設立フォーマットと必要書類に不備がなければ、香港会社を設立するための請求書をお送りします。お支払い方法には「銀行振込、クレジットカード支払い、現金支払い、WISE」などがあります。ご希望のお支払い方法があればお気軽にご相談ください。

5.書類一式にサインをいただく

当社スタッフが香港政府に提出するための香港会社の設立申請書類一式を作成します。株主と役員のサインが必要となる書類があります。香港に居住者していない方には書類一式をPDFから郵便にてお送りしますので、サインの記入が終わりましたら当社宛に書類をご郵送ください。

6.香港政府のCompanies Registryに設立を申請

お客様から設立申請書類一式が届き次第、香港政府のCompanies Registry(公司註冊處)に香港会社の設立を申請します。通常は9営業日程度で会社設立が完了します。

7.会社設立書類一式をお渡しします

香港会社の設立が完了すると、会社設立申請書(NNC1)、会社設立証明書(CI)、 会社定款(AA)、 商業登記証(BR) 、カンパニーチョップ(署名用印・丸印・鋼印)が作成されますのでお渡しします。

香港会社の法人口座開設をサポート

香港会社の法人口座開設をサポート

香港会社の設立が完了すると、香港の銀行での法人口座開設を申請することができます。詳しくは「香港の銀行での法人口座開設」ページで説明していますが、法人口座開設をおこなうためには香港の銀行にて銀行員と面談をおこなう必要があります。銀行員との面談は、英語または中国語でおこなわれますが、言語に不安がある方には通訳が許可されている銀行をご案内しています。

香港の各銀行によりでの法人口座開設の審査基準が異なるため、それぞれの銀行の審査基準に合わせて資料などを準備して法人口座開設の申請をしています。法人口座開設が完了するまでにかかる期間は、書類審査に1週間~1ヶ月程度、その後は銀行員との面談をおこない、面談終了から2週間~2ヶ月程度で審査結果が通知されます。

香港会社の更新について

香港会社の更新について

香港会社の設立日から1年毎に会社更新をおこなう必要があります。当社が会社秘書役となっている場合は、会社更新日となる1〜2ヶ月前に更新案内をお送りしています。会社更新を忘れてしまうと罰金が課され、会社の業務にも支障が生じる可能性があるため注意が必要です。

また、香港会社には毎期ごとの会計監査も義務付けられています。会計監査とは、決算書の作成後に監査人(公認会計士・監査法人)にレビューを依頼し、監査報告書が発行されるまでの手続きのことを言います。詳しくは「香港の会計と税務の基礎知識と費用」のページで開設していますので必要に合わせてご覧ください。

当社では会社設立だけでなく、法人銀行口座の開設、オフィスの紹介、ビザ取得、人材紹介など多岐にわたり、お客様のビジネスをサポートしています。ご不明な点や不安な点などがありましたら当社までお気軽に当社までご相談ください。各分野のプロフェッショナルがお客様をサポートします。
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