香港の会社設立申請書(Form NNC1)について

香港法人を設立するために必要となる会社設立申請書(Form NNC1)について詳しく解説していきます。会社設立申請書(Form NNC1)とは、どんな情報が記載・公開されるのか、申請にかかる費用や時間、香港でのNNC1の使用用途などをお伝えしていきます。

会社設立申請書(Form NNC1)とは

会社設立申請書(Form NNC1)は登記に必要な書類です

会社設立申請書(Form NNC1)とは、香港法人を会社登記局(Companies Registry)に登記するために必要となる書類のことです。会社登記局に会社設立申請書を提出すると同時に、設立申請費用と商業登費用を支払えば、申請から4営業日以内(オンラインの場合は1時間以内)に、会社設立証明書(Certificate of Incorporation)と商業登記証(BR / Business Registration Certificate)が発行され、香港での事業活動が可能となります。会社設立証明書は会社秘書役(カンパニーセクレタリー)が保管し、商業登記証は店舗や事務所の見える場所に掲示するのが通常です。

オフライン(NNC1を紙で)申請した場合、会社設立証明書と商業登記証は会社登記局でピックアップすることになり、オンライン申請をした場合は設立後に送付されるメールに記載されているダウンロードリンクより取得します。

会社設立申請書(Form NNC1)に記載される基本内容

会社設立申請書(Form NNC1)はA4で10ページ以上にもなる書類であり、以下の内容を決定して会社登記局(Companies Registry)に申請をおこないます。会社設立申請書であるForm NNC1は会社登記局のサイトからダウンロードできます。

  • 会社名称(英語名・中国語名)
  • 本店住所
  • 会社秘書役情報(カンパニーセクレタリー情報)
  • 資本金
  • 株主情報
  • 取締役情報
  • 取締役1名のサイン

香港法人の設立をオンラインで申請する場合は、会社登記局のウェブサイト(e-Services Portal)に役員と株主がユーザー登録のうえ、NNC1と同様の情報を入力フォームにインプットし申請をおこないます。

当社に会社設立のご依頼をいただければ、当社スタッフが設立申請に関する書類一式をご準備いたしますので、ご自身でダウンロードしていただく必要はありません。記載内容も分かりやすく説明いたします。

会社設立申請書(Form NNC1)の申請費用や時間

会社設立申請書は不備のないように提出することが大事です

会社設立申請書の提出は会社設立の第一歩です。会社設立申請書を提出すると同時に商業登記の手続きもすすめられます。申請が受理されるようにするためには不備のない書類を提出することが大切です。

提出する書類は会社設立申請書(Form NNC1)、会社定款の写し、商業登記証の申請書(IRBR1)です。提出の際に会社登記費用と商業登記費用を支払います。会社登記費用はオンラインの場合1545香港ドル、書面の場合1720香港ドルです。商業登記費用は1年間有効の場合2250香港ドル、3年間有効の場合5900香港ドルです。

申請書の提出後、オンラインでの申請であれば約1時間程度で申請が受理され会社設立が完了します。書面での申請であれば約4営業日程度です。万が一、申請が受理されなかった場合は手数料を差し引いた一定額が返金されます。

会社設立申請書の使用用途について

香港では会社設立の手続きを専門会社に依頼することが一般的です

会社設立申請書には香港法人の基礎情報が記載されているため、法人口座開設時や香港ビザの申請時に提示を求められる場合があります。

次年度以降は年次報告書を作成する際の参考書類となるため会社秘書役が保管することになります。

香港では当社のような専門会社に会社設立の手続きを依頼することが一般的です。当社では会社設立のプロが複数名在籍していますので香港法人の設立を分かりやすく丁寧にサポートいたします。豊富な知識と経験を持つ日本人スタッフが対応いたしますので、言語の心配も必要ありません。香港法人の設立をお考えの方はお気軽にご相談ください。迅速かつ柔軟に対応いたします。
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