予定納税とは何ですか?

予定納税とは、初年度に税金を納める際に、翌年度分の税金もあらかじめ納付する制度のことを言います。
例えば初年度の税金が10,000香港ドルの場合、翌年度も10,000とみなされるため、納税額は総額20,000香港ドルとなります。この予定納税制度は、法人も個人も対象となっています。

法人における予定納税

初年度も次年度も同額の利益がでると想定され、法人税の予定納税が算出されます。
しかし、「初年度に想定外の利益が出た場合」や「翌年度の利益が大幅減少すると予測される場合」などにおいては予定納税分の免除申請を税務局に提出することが可能です。

申請が認められた場合は予定納税分の全額または一部が免除されることになります。

予定納税の免除申請は納税通知書に記載されている「納税期限の28日前」もしくは「通知書発行日の14日後」のどちらかで申請ができます。(一般的にどちらかの遅い日を採用し申請をおこないます)

免除申請書(IR1121:Application for Holdover of Provisional Tax)を記入し税務局へ郵送またはFAXにて送ります。

http://www.ird.gov.hk/eng/paf/for.htm

個人における予定納税

個人の予定納税も法人と同様に、翌年度も同額の所得を得ると仮定され予定納税が算出されます。

一般的に個人所得税額は、給与のおおよそ1ヵ月分と言われており、香港で初めて納税する場合は「給与の2ヵ月分程度」を準備しておくことをお勧めします。

香港での就労タイミングによっては、初回の納税金額がほとんどない場合もありますが、次年度は1年分の所得全てが計算され税金の請求が届くため、事前に納税の準備することをお勧めします。

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