シノバック社のワクチンについて

更新日:2021年01月14日
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国安法逮捕

本日は、今月中に香港への供給が予定されているシノバック社のワクチンの話題と、旧正月に商業施設の営業時間短縮の可能性があること、国安法の違反容疑で11人が逮捕されたことを取り上げてお伝えします。

■シノバック社のワクチンについて
中国の製薬会社「シノバック(Sinovac)」が開発した新型コロナウイルスのワクチンが、早ければ1月中に約100万回分、香港に供給されます。シノバック社の新型コロナワクチンは、インドネシアとトルコで緊急使用が承認されていますが、1月12日(木)にブラジルのブタントン研究所が「後期臨床試験で示された有効性が50.38%だった」と発表したことで、香港での使用承認について今週議論されることになりました。

1月7日(木)、ブラジルのブタンタン研究所は「臨床試験でワクチンの有効性が78%になった」と発表していましたが、世界保健機関(WHO)の定める基準に沿って計算したところ、50.38%となり修正したようです。なお、WHOはワクチンの有効性について最低「50%以上、6カ月以上」を求めています。

ブタンタン研究所の発表を受けて、香港のワクチン接種プログラムを担当する公務員事務局局長の聶德權は「今週開かれる、臨床試験結果のレビュー会議に医療専門家を集め、緊急使用を承認すべきか議論をする」と話していますが、シノバックのCEOは「100万回分を今月末までに香港に供給するという契約に署名をしているので、契約を順守して予定通り発送する」と話しているようです。

なお、香港中文大学が香港内で1,200人を対象に「今後12ヶ月以内に、政府が無料でCOVID-19ワクチンを提供するなら、受けますか?」との調査をおこなったところ、「ワクチンを受けたい」と回答したのは37.3%となり、他国に比べて低かったことを伝えています。

■旧正月、商業施設の営業時間短縮か
食物及衛生局局長のソフィア・チャンが新型コロナウイルス対策として、「旧正月はショッピングモール(商業施設)に営業時間の短縮を指示する可能性がある」と話しました。この発言に対して、ショッピングモールの管理組織である商場管理学会は「小売業と飲食業に大きな損失となる」と強く反対しています。今年は2月12日(金)~15日(月)が旧正月連休となっています。

■今朝、国安法の違反容疑で11人逮捕
今朝、18歳から72歳までの男女11人が国安法の違反容疑で逮捕されました。香港で民主活動家の弁護をしている弁護士の黃國桐(九龍区議会議員)も逮捕され、大きなニュースとなっています。現時点では逮捕理由は明らかとなっていませんが、香港メディアSCMPなどのタイトルでは「違反者を援助した疑い」となっています。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は一昨日60人、昨日42人、感染者合計は9,386人、退院者合計は8,584人、死者合計は161人となっています。