民主派議員の集団辞職、立法会は親中41人・民主2人

更新日:2020年11月12日
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中国政府が資格はく奪

本日は、香港の民主派議員の集団辞職があり立法会に残る議員が親中派41人、民主派2人となるというニュースと、シンガポールとのトラベルバブルに関する香港の動きをお伝えします。

■民主派議員の集団辞職、立法会は親中41人・民主2人
中国政府が香港独立を支持する議員の資格剥奪をおこなう方針を発表したことを受け昨日、香港政府が民主派議員4人の資格剥奪を決定しました。この決定に対して、香港の民主派議員15人は抗議を示すため集団辞職し、立法会(議会)に残る議員は親中派41人、民主派2人となりました。

キャリー・ラム行政長官は4人の議員資格剥奪について「4人は国安法に違反しており、来年の立法会選挙の立候補資格をすでに剥奪されている」と説明し、立法会がゴム印(イエスマン)だけの機関になるのではという懸念に関しては否定しました。中国外務省の汪文斌報道官は、「香港は中国の特別行政区であり、立法会議員の資格の問題は純粋に中国の内政。他国が干渉する権利はない」と述べました。

イギリスのドミニク・ラーブ外相は、4人の議員資格剥奪について「英中共同声明で定められた香港の自治や自由への攻撃だ」と非難しています。

■シンガポールとのトラベルバブルに関する香港の動き
香港政府がシンガポールとのトラベルバブルを11月22日から開始すると発表したことを受け、航空券価格の上昇や、ツアー会社による団体ツアーが開始されるなどの動きがみられています。

香港政府は、1日1便の香港・シンガポール間の往復航空券の価格を3,000~4,000香港ドルと予想していましたが、運航初日(11月22日)のキャセイパシフィックでの往復航空券の価格は昨日時点で4,421香港ドルに上昇していたとのこと。

また、必要となる3回の新型コロナウイルス検査の費用目安は、出発前の1回目は240香港ドル(最安)、シンガポール到着後の2回目は1,150~1,730香港ドル、香港帰国時の3回目は499香港ドルとなるようです。旅行代理店の縦横遊(WWPKG)ではシンガポールでの検査費用を含めて、5日間7,000香港ドルの団体ツアーを計画しています。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日18人(うち15人は海外からの帰国者)、感染者合計は5,408人、退院者合計は5,159人、死者合計は108人となっています。大学生が潜伏期間中に10人以上の友人とホテルに宿泊していたことを受け、食物及衛生局のソフィア・チャン局長は「ホテル等での集まりに関連する感染が今後増えた場合、活動内容や活動場所の制限を強化する可能性がある」と発言しました。