HSBC株が急落、25年ぶりの安値更新

更新日:2020年09月22日
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HSBC株価安値

21日の香港株式市場でHSBCホールディングスの株価が急落しました。年始から51%の下落となっており、1995年以来25年ぶりの安値水準です。本日10時30分時点での株価は28.6香港ドル、更に下落しています。現在、HSBC銀行はアメリカ財務省の当局「FinCEN(フィンセン)」の内部文書流出により、マネーロンダリングへの対応不備を指摘されています。

ブルームバーグは株価急落をフィンセン内部文書流出だけでなく「HSBC銀行は中国での事業拡大計画の潜在的脅威など、複数の難題がある」と報じています。中国が19日に発表した新制度(中国の国家安全保障を損なう外国企業や個人に制裁を科す新制度)において、中国共産党系メディアの環球時報が「HSBCは信頼できない企業リストに掲載される可能性がある」と報じていることが大きな原因の一つであるとのこと。

Everbright Sun Hung Kai(光大新鴻基)の証券ストラテジストKenny Ng氏は「もしHSBCが香港から撤退して恒生銀行に香港マーケットを引き継がせるとしたら、競合他社にシェアを奪われるだろう。なお、HSBCの株を買うなら28香港ドルぐらいが買い時だ。銀行のような伝統的な業界の株は、来年後半には回復すると思う」とコメントしています。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日6人、感染者合計は5,039人、退院者合計は4,717人、死者合計は103人となっています。新規感染者6人のうち3人がフィリピン人ホームヘルパーとのこと。中分大学の許樹昌教授は、「制限に違反して1テーブルに3人以上座らせているバーがあったようだ」とコロナ感染が再び増えることを懸念する一方、「今後、集団感染が発生しなければ中秋節連休の頃(10月1日~)には飲食店では1テーブルにつき4人から6人までに増やしてよいだろう」と話しています。なお、先ほどキャリーラムが記者会見をおこない、現在おこなわれている新型コロナウイルス対策を10月1日(木)まで延長すると発表しました。