返還記念日の7月1日デモを警察が却下

更新日:2020年06月29日
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国家安全法

本日は、毎年開催されていた7月1日のデモ申請が香港警察により却下されたこと、国家安全法が6月30日に可決される可能性があることが話題となっており、それぞれを以下にお伝えします。

■返還記念日の7月1日デモを警察が却下
7月1日は、香港がイギリスから中国へ返還された記念日です。香港の民主派団体「民間人権陣線」はデモ計画を香港警察に申請していましたが、新型コロナウイルス対策などを理由に却下されました。

民間人権陣線は、2003年7月1日から毎年デモを主催していましたが、警察の許可が得られなかったのは今回初めてとなります。なお、7月1日に合わせるかたちで、香港の運輸省は本日から特別交通規制を実施しています。

ゴールデン・バウヒニア・スクエア(金紫荊廣場)付近の道路「Expo Drive」などで道路閉鎖や迂回、一部のバス停閉鎖やルート変更
https://www.td.gov.hk/filemanager/en/content_13/20200701%20july%201%20full%20eng%20flag%20ceremony.pdf

■国家安全法の審議28日~30日で実施中
中国で全国人民代表大会(国家の最高権力機関)常務委員会が開催されており、香港版の国家安全法の審議が進められています。香港メディアSCMPは、30日に可決される可能性がある。違反者は最高で終身刑とすることが議論されていると伝えています。

香港では、1989年の天安門事件で民主化を求めた元学生リーダーの王丹氏が、自身のフェイスブックページで、「国家安全法が可決すると、黎智英(アップルデイリー創業者)と黄之鋒(雨傘運動の中心人物)が7月1日に逮捕されるという噂がある」と伝えたことが話題となっています。

日本の読売新聞では「政府は、中国による香港への国家安全法制度の実施法案が可決された場合、中国に「遺憾」を表明する方向で調整に入った。〔中略〕政府が他国に申し入れを行う場合、「遺憾」は「非難」の次に厳しい表現となる。」と伝えています。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200628-OYT1T50046/

<香港の新型コロナウイルスの状況>
香港内の新型コロナウイルスの感染者は、昨日2人増え合計1,199人、退院者は1,088人。新たに感染が確認された2人はインドからの帰国者で、香港内での感染確認は15日間連続でゼロとなっています。