中国の全人代「国家安全法」を採択

更新日:2020年05月29日
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国家安全法採択

中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は昨日、香港で反政府的な動きを取り締まる「国家安全法」の導入を賛成2878票、反対1票で採択しました。中国は今後数ヶ月をかけて中国政府の転覆や分離、テロ、外国の介入などを禁じる法の詳細を策定するとしています。その他、国家安全法に関するニュースを以下に伝えます。

■キャリーラム、国家安全法に歓迎の声明
香港のキャリーラム行政長官が「香港政府は全人代による国家安全法の立法が、できるだけ早く完了するよう全面協力し、香港の現状を積極的に反映させる。各業界にも立法の重要性を積極的に説明する。国家安全法は国家安全を脅かすごく一部の犯罪者を対象にしており、香港の繁栄と安定を守り一国二制度を維持するものである。香港市民の権利や自由には影響しない。安定して安全な社会が良好なビジネスや投資環境を提供する」と述べました。

■金融管理局、目立つ資本逃避は見られない
アメリカのポンペオ国務長官が「香港は高度な自治をもはや維持していない」と判断したことで、香港での金融への影響が懸念されています。

香港金融管理局(HKMA)と香港投資基金公会によると、資本逃避(キャピタル・フライト:危険回避のために自国通貨を外貨資金に換えること)は発生していないと報告しています。一方で、国際ニュース通信社のロイターは、裕福な中国人が香港に置いた財産を中国当局に没収されることを恐れ、香港に財産を置かなくなる可能性があると伝えています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
現時点での香港の新型コロナウイルスの感染者合計は1,066人、退院者は1,035人。香港内での感染は14日連続ゼロとなっています。