武漢肺炎に関する注目ニュース

更新日:2020年01月24日
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SARS

中国政府は本日、新型コロナウィルスの感染者数を「感染者830人、うち177人が重体、死者は25人(昨日は571人、死者17人)」と発表。さらに中国当局は感染の疑いがある1,072人を検査中とのことです。中国内では、省・直轄市・自治区の31のうち29に感染が拡大しています。本日は新型肺炎に関するニュースが多くありますので以下にお伝えします。

■1枚50ドル(700円)香港でマスク品薄
香港の多くの薬局でマスクが品薄状態となっています。当社近くの薬局では一般的な50枚入りマスクが通常は50香港ドル(700円)以下のところ250香港ドル(3,500円)で販売。医療用マスクに関しては、日本人が多く住んでいる黄埔(ワンポア)で20枚1,000香港ドル(1万4,000円)で売られる薬局が確認されています。明日から旧正月となり、マスクが2週間入荷しない店舗もあるようです。

■香港大教授「制御不能。感染規模はSARSの10倍以上」
香港大学教授でSARS専門家の管軼(グアン・イー)氏が、中国メディア「財新」からの取材に「保守的に見積もっても、今回の感染規模はSARSの10倍以上だろう。武漢は既に制御不能だ」と語りました。管軼氏は2003年のSARS流行時に、感染源を特定し感染拡大を防いだことで知られる人物ですが、管軼氏は21日に武漢に視察に訪れた際、衛生処置が全く改善されていなかったことに絶望したとのこと。

■SARS専門家が感染。目から入ったと自ら予想
SARS研究の第一人者としても知られ、中国国家の専門家グループの一員として現地調査に入った王広発氏が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、本人が「目からウイルスが入った可能性が高い」と予想しています。王広発氏は北京に戻った後、左目に結膜炎を発症し、2~3時間後に発熱などの症状がみられたとのこと。

■香港医学会「手洗いやアルコール消毒を徹底すべき」
香港医学会の伝染病に関する諮問委員会の代表が「手洗いを徹底するように。ウイルスが付いた手で目、鼻、口に触れると感染する恐れがある。中国に行く人は指紋検査の後にアルコール綿で手を拭くべきだ。また、現時点では便から感染するという証明はされていないが、公共トイレを使用する際は便座をアルコール綿で2回拭くべきだ。便を流す際はウイルス飛散を防ぐためフタを閉じてから流すべき」とアドバイスしています。

■キャセイドラゴン、2月末まで武漢行き停止
香港のキャセイドラゴン航空は本日から2月末まで、香港と武漢を結ぶ唯一のフライトを停止すると発表しました。武漢市当局は昨日、市外に向かう鉄道駅や空港を一時閉鎖し、市内の公共交通機関を停止すると発表。市民が武漢から出ることを制限し、人口約1100万人の大都市全体が事実上封鎖となっています。

■旧正月のカーニバルが中止
1月25日~28日に西九文化区アートパークでの開催予定だった「キャセイパシフィック・インターナショナル・チャイニーズニューイヤー・カーニバル」が新型肺炎の拡大を懸念して中止となりました。観光局は「香港市民、外国人、パフォーマンス団体やイベントスタッフの健康と安全を懸念して中止する」と伝えています。

現在、香港では2人目の感染が確認され、新たにベトナム(ホーチミン)で中国人2人、シンガポールで中国人1人の感染が確認。また武漢市在住の60代日本人男性が重度の肺炎となり入院、新型肺炎かどうかは検査中とのことです。