香港の行政長官と習近平国家主席が会談

更新日:2019年12月17日
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習近平

昨日、香港のキャリーラム行政長官が中国の習近平国家主席および李克強首相と北京で会談し、習主席は「香港政府の法にのっとった施政と香港警察の厳正な法執行を強く支持する」と述べました。習主席、李首相、キャリーラム行政長官の発言内容を以下にお伝えします。

習主席の発言
・「今年は香港が中国に返還されて以来、最も厳しく複雑な1年だった」
・「中国政府はキャリーラム氏の勇気と責任ある職務遂行を十分に評価している」
・「香港へのいかなる外国勢力の干渉にも反対する決心は揺るがない」

李首相の発言
・「暴力と混乱を制止し、秩序回復への努力を続けるべきだ」
・「抗議活動が(香港の)社会全体に多方面の損害を与えている」
・「香港にある深い矛盾をしっかり研究するべきだ」

キャリーラム行政長官の発言
・(非公開会議の後で)「最近の情勢の中で受けていたプレッシャーについて習氏が理解を示してくれていて勇気づけられた。暴力を止めるのが最優先で、次に景気低迷と生活面での問題に対処しなければならない」
・「独立検討委員会は問題の原因と解決策を見つけられる」
・(会談後の記者会見で、国家への反逆行為などを禁じる「国家安全条例」の制定を習主席から指示されたか問われ)「条例制定は香港に課せられた責任だが、時機を見て進めたい。今最も重要なのは暴力の制止だ」

香港浸会大学のジャーナリズム講師である呂秉權氏は「非公開会議からの情報は部分的であり、キャリーラム氏に対する批判はすべて除外されている」と指摘。公民党のリーダーである楊岳橋議員は「習氏の発言内容は特に新しいものではなく、香港を改善するための助けは提供されていない」と指摘しました。

キャリーラム行政長官は今回、毎年行っている香港情勢の定例報告の名目で北京を訪問しました。キャリーラム行政長官と習主席の会談は、6月にデモが本格的してから2度目となります。

写真は香港政府ニュースサイトより(https://www.news.gov.hk/eng/index.html