理工大付近に注意、日本人観光客も逮捕

更新日:2019年11月19日
LINEで送る
Pocket

デモの状態

紅磡(ホンハム)にある香港理工大学でのデモ隊の立てこもりは現在も続いていますので、本日も不用意に近づかないようご注意ください。昨日は、香港理工大学近くの尖東(チムトン)の華懋広場(Chinachem Golden Plaza)前で暴動容疑により約100名が逮捕。香港全体では日曜日の夜から少なくとも約400名が逮捕、100名以上が病院に搬送されています。

また17日(日)は、日本人観光客(20代男性、東京農大学生)が香港ディズニーランドの帰りに、香港理工大学でのデモを見に行き、香港警察に逮捕されたとの報道もおこなわれています。尖沙咀(チムサーチョイ)、佐敦(ジョーダン)、旺角(モンコック)などでも激しい衝突が続いていますので本日もご注意ください。

その他のデモ関連ニュースを以下に紹介します。

・大学の研究所から化学物質が盗難
香港中文大学、香港理工大学、香港城市大学の研究所から化学物質が盗まれ、警察に通報がおこなわれました。中文大学の元講師Kwong氏は、「盗まれた化学物質の中でも特に毒性が強いものはシアン化亜鉛と亜ヒ酸ナトリウムだろう」と話しており、毒性学者のFung氏は「シアン化物は数十ミリグラム飲み込んだだけで死に至り、深刻な場合は数分で死亡することもある。亜ヒ酸塩は230ミリグラム以上摂取すれば死に至ることがある」と危険性を説明しました。また、毒性学者のLau氏は「盗まれた化学物質の種類には、殺人に使用されうるものもある。火炎瓶や弓矢よりもはるかに危険だ」と話しました。

・香港警察が覆面禁止法の取締りを停止
18日、香港の高等法院(高等裁判所)はデモ参加者のマスク着用を禁止する「覆面禁止法」が基本法(憲法に相当)に違反しており、「合理的に必要な範囲を超えている」と判断しました。香港警察は覆面禁止法の取り締まりを停止すると発表しました。

判決結果を受け、国務院香港マカオ事務弁公室の楊光報道官は「今回の判決によって、社会へもたらすマイナス面の影響に強い懸念を持つ。高等裁判所の判決は全国人民代表大会常務委員会の権威と法律により行政長官に与えられた統治権限に、公に挑戦するものだ」と激しく非難し、今後の様子をしっかり見守っていくと述べました。

・HSBC銀行がデモ隊援助の口座にレビュー
香港メディアSCMPによると、HSBC銀行はデモ隊の医療費や食費などを援助するために資金を集めていた「The Prime Management Service Ltd」の法人口座の利用目的などを30日以内に再度説明するように通知しているとのこと。

SNS上では「口座が凍結された」との噂が広まっていますが、HSBC銀行は、「口座開設時に説明した利用目的や情報に不足があれば、レビューをおこない口座閉鎖の可能性も考えられる」と話しているようです。

・学校が明日再開となる可能性
本日も幼稚園から高校まで全校休校となりました。教育局は、幼稚園と特別支援学校に関しては24日(日)までの休園・休校を発表していますが、小学校と中学・高校に関しては特に発表がおこなわれていないため明日は再開する可能性があります。 香港各地で激しい衝突が発生しており、状況が悪化すれば明日の学校再開は難しいものになると考えます。学校側から発信される情報にご注目ください。