デモ関連の話題のニュース4選

更新日:2019年11月05日
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民間記者会

昨日、香港政府トップのキャリー・ラム行政長官と中国の習近平国家主席が上海で会見し、習近平氏はキャリー・ラム長官を高く評価しました。その他の注目ニュースとしては、民間記者会見に、消防、救急、イミグレや税関のスタッフが出席し「警察の職権乱用」について意見が交わされました。また、台湾人が香港で強盗し台湾に逃げ帰った事件や、香港航空がフライト数6%削減しロサンゼルス便を停止することなども話題です。

なお、地下鉄MTRは11月8日まで23時30分で運行終了、11月9日と10日は22時まで運行、エアポートエクスプレスは23時30分から停車駅が香港駅と空港駅のみとなります。

■キャリー・ラム長官と習近平国家主席が会見

昨日、香港政府トップのキャリー・ラム行政長官と中国の習近平国家主席が上海で会見し、習近平氏は「中央政府はあなた(キャリー・ラム長官)を高く信頼している。暴力の抑制と秩序の回復が香港の最重要の任務だ。同時に、各コミュニティと対話し人々の生活改善に取り組まなければならない。香港のあらゆる階層の人々が一国二制度の方針と基本法を徹底し香港の繁栄と安定を守るために協力することを願っている」と話しました。キャリー・ラム氏と習近平氏が会見するのは6月に一連の香港デモが始まってから初となりました。

■公務員が警察の暴力に異を唱える

個人が特定されないように記者会見を開くことで知られている「民間記者会見」に、消防、救急、イミグレや税関のスタッフが出席し「警察の職権乱用」について意見が交わされました。

消防員は「最近の衝突現場では、警察による消防や救急隊への妨害がみられる。警察はプロとしての姿勢を保たなければ、協力が困難になる。警察と消防は従属関係にはない」と非難。税関の代表は「私たちは法の下の平等を学んだはずだ。今の警察は職権乱用で行き過ぎた暴力を行使している」、イミグレ職員は「命を奪うような暴力に変化している、今すぐにやめるべき。法律を守る部隊に所属するものとして恥だ」と非難しました。

■台湾人が香港で強盗、香港に引渡しできず

10月6日、台湾人の男が尖沙咀(チムサーチョイ)の麼地道に位置する店舗で99万香港ドル(約1,375万円)相当の時計を強盗し、台湾に逃げ帰っていたことが分かりました。香港デモのきっかけとなった逃亡犯条例の抜け穴に関連する事件であるため大きな注目を浴びています。香港メディアSCMPは今回の事件について以下のように伝えています。

「容疑者は犯行当日に台湾に逃亡しており、台湾パスポート保有者だが、法律により容疑者が香港に戻らない限りは起訴できない。また、相互の司法協力もないので監視カメラ映像など犯行の証拠を香港当局が台湾当局に渡すこともないだろう。容疑者は法の抜け穴を知っていて香港で犯行をおこなった可能性がある。陳同佳(逃亡犯条例改正案のきっかけとなった男)の台湾での殺人事件が話題となったことで台湾の犯罪者が注目しているのかもしれない」

■香港航空がフライト数6%削減、ロサンゼルス便を停止

香港航空(Hong Kong Airlines)が、フライト数を6%(約20便/週)削減し、来年2月8日からロサンゼルス便を停止することを発表。また、バンクーバー、大阪、沖縄、札幌、東京、成田、ソウル、海口、杭州、南京、バンコクの便にも変更があるとのこと。予約済みの利用者には影響が出ないよう代替手段の提供などがおこなわれるようです。

香港政府の運輸及房屋局(運輸および住宅局)は、「香港航空が最近提出した財務状況と財務改善計画をレビューした結果、香港航空の財務状況は改善していない」と発表。また、先月末には、航空業のライセンスを扱う空運牌照局が、香港航空に対して「財務状況を改善するための即時かつ具体的な動きがなければ、しかるべき対応を取る」と警告を発していました。