香港経済がマイナスとなる可能性。その他関連ニュース

更新日:2019年10月28日
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香港経済マイナス

香港の経済成長が2009年以来のマイナス成長となる可能性を、財政司司長の陳茂波氏がブログで伝えました。また、陳茂波氏は暴力や破壊行為をやめるよう呼び掛け、デモ隊の中で広まっている「死なばもろとも」というスローガンも批判。昨日も警察の暴力に抗議する無許可デモが発生しており、特に尖沙咀(チムサーチョイ)と旺角(モンコック)で大きな衝突が発生しました。その他、関連ニュースを以下にお伝えします。

本日もエアポートエクスプレスを除く地下鉄MTRの運行が23時で終了し、エアポートエクスプレスは23時以降の停車駅は香港駅と空港駅のみとなりますのでご注意ください。

・中国企業の香港上場が50%減少する可能性

香港メディアon.ccは、中国企業が香港デモのエスカレートを懸念し来年の下半期の香港上場の申請件数が50%減少する可能性があると報じました。市場関係者からは「デモの影響で中国の国営・民間企業が香港に来たがらない。安全ではないうえに中国人を敵視している。上場しても株が売れない可能性がある。」との意見があるようですが、立信德豪会計士事務所社長の林鴻恩氏は「米中貿易戦争の影響で、中国企業上場の選択肢の一番は香港市場。上場検討に多くの時間を費やしているため、簡単には上場計画が取り消されない。」と述べています。

・黄之鋒の選挙への出馬が保留状態

雨傘革命の元学生リーダー黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏の区議会選挙への出馬を香港当局が保留しています。香港では「香港独立」を主張したと判断された人物の出馬を不許可とするケースが多く、黄之鋒氏は当局へ「香港独立は主張していない」と回答していますが当局からの許可・不許可の連絡は届いていないようです。

・理工大学の卒業式、マスク着用学生とは握手せず

香港理工大学の卒業式で、学長がマスク着用の学生と握手を交わさなかったとして、学生組合から批判を受けています。学生組合のリーダーは「今後、卒業式でマスクを配布し、学生側にも学長と握手しない選択があってもよい」と主張しています。

・取材カメラマン、警察にガスマスクを外される

デモ現場を撮影していたメディアRTHKのカメラマンが、香港警察に妨害をされ、ガスマスクを強制的に外されるなどしたことから自社の記事の中で香港警察を以下のように痛烈批判しています。

「当時の警察は何度も催涙弾を使用していた。取材を進める上でガスマスクは業務上必要だ。警察は合理的な説明をせずにガスマスクを奪った。非常に遺憾である。警察には事実を調査することと自制を求める。報道の自由と記者の取材活動を尊重するよう呼びかける」

・当局の警備が手薄のため密輸犯罪が横行

デモ対応に追われて警察当局の警備が手薄となっているため、香港と中国間の密輸犯罪が横行していると香港メディアSCMPが報じています。記事によると香港マフィア三合会が、海側と陸側の両方で仲間を配置し、スピードボートを使用して海上経由で電気製品を毎日密輸しているとのこと。当局の取締りが見られた場合は、海に貨物を捨てて証拠隠滅をおこなっているとのことです。