逃亡犯条例改正案の正式撤回を宣言

更新日:2019年10月24日
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逃亡犯条例改正案撤回

昨日、香港政府の李家超(ジョン・リー)保安局長が立法会本会議で「逃亡犯条例改正案の正式撤回」を宣言しました。民主派デモ隊の5大要求の1つは満たされましたが、残り4つの要求が満たされていないためデモが収束する見通しはありません。特に市民は「警察の暴力に対する独立委員会の設置」への要求を強く訴えています。

また、昨日午前9時、逃亡犯条例改正案のきっかけとなる事件を起こした陳同佳容疑者(20歳)が刑務所から出所し、被害者遺族への謝罪および台湾での自首の意志を自ら表明。陳容疑者は記者の前で静かにおじぎし「まず、被害者遺族にお詫び申し上げます。私の犯した取返しのつかない過ちが遺族にひどい苦痛をもたらしてしまったことを理解しています。後悔し悔い改めています。台湾で自首し、裁判を受けて服役したいと思います」と話しました。

陳容疑者の台湾渡航日は入国拒否となる可能性があるため未定となっていましたが、昨日、台湾の対中政策を担う大陸委員会が、「陳容疑者の台湾入国は拒否しないが、台湾当局の監視付きで渡航しなければならない。すべての過程において安全確保が必要。陳容疑者は専用回線を用いて台湾警察に連絡し手配を進めてよい」とコメントをしました。

一方で台湾のトップである蔡英文総統は「陳容疑者は台湾で指名手配されているため、逮捕される必要があり自首はできない」と主張しているため不明確な点が多いままとなっています。

なお、本日もエアポートエクスプレスを除く地下鉄MTRの運行が23時で終了し、エアポートエクスプレスは13時以降の停車駅は香港駅と空港駅のみとなりますのでご注意ください。