行政長官のモスクへの謝罪に対する反応

更新日:2019年10月22日
LINEで送る
Pocket

行政長官の謝罪

昨日、キャリー・ラム行政長官とステファン・ロー警察長官が尖沙咀のモスクを訪れ、放水車両による青色染料の誤射を謝罪しました。現時点では謝罪を受け入れるモスク関係者と、受け入れない関係者に分かれているようです。

キャリー・ラム行政長官はイスラム教イマーム(指導者的存在)であるMuhammad Arshad氏と面会した後、記者会見にて「放水の誤射について謝罪した。(香港で)イスラム教徒は、多様性があり、寛容で、調和し、開いた社会の構築に貢献してきた。他のコミュニティとも仲良く暮らしている」と話しました。

香港イスラム教信託基金総会の会長Zoheir Tyebkhan氏は謝罪に対して「心から謝罪しており、意図的ではなかったとのこと。警察は問題を起こすコミュニティではないと認識しているので、モスクを攻撃する理由もない」と話し、香港警察のパキスタン系の職員であるSwalikh Mohammed氏は「放水車の使用目的は危険な群衆を解散させることである。モスクを攻撃しようとする人がいるとの情報もあった」と説明しました。

一方で、香港のインド協会「The India Association Hong Kong」の元会長のMohan Chugani氏は、行政長官の謝罪を受け入れない姿勢を示しています。

Mohan Chugani氏は7月に香港警察を支持する集会に参加していた人物ですが、モスク前での放水車による青色染料の誤射を直接受けており「モスク前にデモ隊はいなかった。警察は何を狙っていた?以前は香港警察を信頼していたが信頼できない。がっかりだ。行政長官から直接電話があったが、謝罪を受け入れなかった。警察は完全に一線を越えてしまったと行政長官に伝えた。警察は一般市民とデモ隊の区別をつけられるようにすべきだ」と話しています。

なお、イスラム教のモスクから約100メートル離れたキリスト教のセント・アンドリュース教会も青色染料の放水を受けていますが政府からの謝罪はなく、アングリカン(キリスト教の教派)から怒りの声が上がっています。