香港警察、催涙弾を中国製に切り替え

更新日:2019年10月11日
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レイプ訴え

香港警察が使用していた外国製の催涙弾の在庫が減っており、中国製に切り替えていると香港メディアon.ccが伝えました。デモ関連での逮捕者は2,379名、うち750名が18歳未満となっています。その他のデモ関連注目ニュースとしては「香港人の42.3%が海外移住を求める」、「警察からの性的暴力を訴えた女子学生」、「海で全裸死体。15歳女性の可能性が高い」などがありますので以下に詳細をお伝えします。なお本日、地下鉄MTRは軽鉄を除く全駅を再開しています。

■香港警察、催涙弾を中国製に切り替え

香港警察が使用していた外国製の催涙弾の在庫が減っており、中国製に切り替えていると香港メディアon.ccが伝えました。香港警察は市民との衝突発生(4か月前)から大量の催涙弾を使用しており、10月1日だけでも1,400発の催涙弾を使用しているとのこと。

中国製の催涙弾は「Jing An」と呼ばれており、イギリス製の「Chemring」と比べて「堅いゴム素材、発射後の爆発が0.3秒早い、弾薬の数は3粒少ない、最大発煙時間が15秒短い」という特徴があるようです。

■デモ関連での逮捕者2,379名、750名が18歳未満

香港政府は、6月のデモ発生から現在(今朝5時)までにデモ関連で2,379名が逮捕され、750名が18歳未満、104名が16歳未満となったことを発表しました。

香港政府の政務司司長である張建宗(マシュー・チャン)氏はこの件について「胸が張り裂けるような思い。若者の両親や教師には、若者が違法行為あるいは暴力行為に参加しないよう呼び掛けてきた。」と話した上で、「我々は覆面禁止法で抗議活動を取り締まるのではなく、暴力を取り締まろうとしている。合法的で平和的な抗議活動は許可される、それは香港の重要な価値観でもある。」と説明。破壊行為の被害については「42キロメートル相当のガードレール、2,600平方メートル相当の歩道レンガ、約5分の1の信号機、MTR全94駅中83駅での2,400個の券売機および改札、900個の監視カメラが破壊された」と伝えました。

■香港人の42.3%が海外移住を求める

香港アジア太平洋研究所が9月20日から9月26日にかけて香港人707名を対象に移住に関する意見調査をおこないました。海外移住を求める香港人は42.3%、うち23%は既に移住計画を進めているとのこと。最も多い移住理由は「多すぎる政治紛争や社会的亀裂」、「香港に民主主義が無いため」となっており、人気の移住先は「カナダ、オーストラリア、台湾」となったようです。

■警察からの性的暴力を訴えた女子学生

昨日、香港中文大学で校長と学生との公開対話がおこなわれ、女子学生のSoniaさんがデモ活動で逮捕された後、新屋嶺拘留センターで警察から性暴力を受けたと告白。

Soniaさんは校長に対して「デモの逮捕者が拘留中にどんな目にあっているか知ってほしい。服を脱げと命令されたり、真っ暗な部屋に入れられたり、ケガの治療も受けられず、性暴力や暴行が行われている。」と訴えました。

女子学生の発言を受けて香港警察は「現在までに新屋嶺で性的暴力がおこなわれた訴えはない。女子学生と積極的に連絡を取り、証拠を集め、公平公正に調査をおこない事実を明らかにしたい」と述べました。

■海で全裸死体。15歳女性の可能性が高い

9月22日、香港の海で全裸死体が見つかった事件で、香港警察は陳彥霖さん(15歳女性)の可能性が高いとして最終確認をおこなっています。

陳さんは19日、友人と14時15分に別れ、10分後に「帰宅途中」と友人に連絡した後に行方が分からなくなり、通っていた学校内で携帯、香港IDと学生証が見つかるなど不可解な点が多い事件となっています。

また、10月8日に鴨脷洲(アップレイチャウ)の海で全身黒服の女性の遺体が発見されています。一部市民の間ではデモとの関連性も噂されています。

■MTR全駅が再開(軽鉄を除く)

地下鉄MTRが軽鉄(ライトレール)を除く全駅を再開しました。軽鉄とは、新界エリアの屯門(テュンムン)区と元朗(ユンロン)区を走る路面電車のことであり、破壊行為の影響で現在も6駅が復旧できておらず、本日は復旧作業のため軽鉄は22時で運行が停止する予定です。