本日も20時より地下鉄の全線が運行停止

更新日:2019年10月09日
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香港MTR

大規模デモで破壊行為の被害を受けた地下鉄MTRは、本日も復旧作業のため20時に全駅を閉鎖し全線の運行を停止します。また、今朝の時点で7駅を再開できていません。空港と市内を結ぶエアポートエクスプレスは通常どおり運行しています。昨日、キャリー・ラム行政長官は記者会見を開き、「覆面禁止法以外には緊急法の適用は計画していない」と話しましたが、「中国当局への支援要請を排除しない」ことも示しています。「覆面禁止法」が5日に施行されてからもマスク着用でのデモ参加が続いており、覆面禁止法違反での逮捕者数は77人となりました。

・現在もMTR7駅が閉鎖中

今朝6時の時点で再開できていない地下鉄MTR駅は、旺角(モンコック)、観塘(クントン)、将軍澳(チョンクワンオウ)、坑口(ハンハウ)、車公廟(チェーコンミウ)、沙田囲(シャーティンワイ)、石門(セックムン)となっており、列車は停止しないためシャトルバスを運行するなどして対応しています。空港と市内を結ぶエアポートエクスプレスは始発より通常どおり運行し、香港駅と九龍駅でのチェックインも可能です。

・覆面禁止法以外には緊急法の適用計画はなし

キャリー・ラム行政長官は昨日の記者会見で、「覆面禁止法以外には緊急法の適用は計画していない」と話し、他にも、「覆面禁止法が効果的かどうか、現時点で判断するのは早すぎる」、「日曜日の逮捕者の半分以上が15歳未満だった。覆面禁止法は、未成年の犯罪を止めるのが狙い。覆面禁止法により、教育関係者、両親、生徒自身は暴力衝突などに参加すべきではないことを理解してほしい」などと話しています。通常、法案の成立には議会を通過する必要がありますが、「覆面禁止法」は緊急時に行政長官が公共の利益のために必要な規制を制定できる「緊急法(緊急情況規例條例)」が適用され成立しました。

・中国当局への支援要請を排除しない

キャリー・ラム行政長官は記者会見にて「現時点では、解決方法を自分たち自身で見つけるべきだと強く思っている。中央政府(中国政府)も、香港の問題は香港が対処すべきだという立場を取っている。しかし状況が非常に悪化し、香港に最後の可能性を残したいとなると、どんな選択肢も排除できない」と述べました。香港で記者会見の様子が動画で報じられているほか、多くの海外紙で「キャリー・ラム行政長官、中国当局への支援要請を排除しない」などと大きく報じられています。