今夜は政府と市民の対話 湾仔エリアで混乱予想

更新日:2019年09月26日
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湾仔

今晩19時から21時、湾仔(ワンチャイ)の伊利沙伯体育館(クイーンエリザベススタジアム)で政府と市民150名の対話が計画されていますが、会場周辺での抗議活動の呼び掛けがおこなわれており混乱が予想。警察3,000名が万が一に備えて配置されます。また、周辺の多くの学校では生徒を早退させる計画、夜間クラスのキャンセルなどがあるほか、飲食店では早めの閉店を検討しているところもあるようです。また、その他のニュースでは「選挙の登録者数が過去最高の413.2万人となった」ことが話題です。

政府と市民の対話開催に関して、先週よりネット上では「開催場所を包囲しよう」、「開催場所の周辺で買い物をしよう」などの呼び掛けがおこなわれており、昨日は湾仔区の中学校6年生(日本の高校3年生にあたる)が会場前で「人間の鎖」を作る抗議活動を提案。また、オンラインフォーラム「LIHKG 討論區」では、150名の対話参加者が何を話すべきか提案がおこなわれており、「5大要求の中でも特に警察の暴力に関する独立調査委員会の設置について話すべき」といった声のほか、「ボイコットすればよい。どうせ行政長官は何も対応しない。5大要求に応えないのであれば何も話すことはない」といった批判的なコメントも投稿されています。

会場真横ホテル内の西洋レストランSan Ka Laのスタッフは「平日の営業時間は朝7時から深夜1時までだが、今日は道路封鎖や衝突が起きそうな場合は15時には閉店する。売上は70%くらいまで落ちそうだが、同僚の安全が一番だから仕方ない」と述べています。また、香港バー&クラブ協会の錢雋永氏は「湾仔区はバーエリアなどがある商業地域なので対談の開催場所としてふさわしくない。やるならアジアワールド・エキスポでやればいい」とコメント。ほか湾仔エリアの飲食店からは「政府はショーをやりたいだけだ」などのコメントがありました。

なお、対話に参加する市民150名の選出は抽選でおこなわれ昨日通知されており、本日は参加市民がくじを引き、当たれば一人あたり3分間の発言権が得られます。政府側からはキャリー・ラム行政長官(政府トップ)のほか「政制及內地事務局(憲法および中国本土関連)」局長の聶德權氏や「商務及經濟發展局(商務および経済開発)」局長の邱騰華氏などが参加します。

香港政府は9月5日に発表した「逃亡犯条例改正案の撤回」と同時に「政府高官が市民との対話や民意を聞く努力を行う」と発表をおこなっていました。

■選挙権の登録人数が過去最高413.2万人

香港で選挙に参加するには事前登録が必要ですが、登録者数が過去最高の413万2,977人となったことを選挙事務所が発表しました。新規登録者は38.6万人で、特に18歳~20歳の登録が最も多く全体登録数の15%を占め、18歳~35歳では48%を占めることから若い層の登録が増えていることが明らかになりました。現在の登録者は、今年11月24日にある区議会一般選挙への投票が可能。ちなみに香港の選挙権登録は18歳から可能で、香港永久居民(永住権保有者)であれば外国人も登録可能です。