HSBC銀行の会長がデモにコメント。その他、デモ関連ニュース

更新日:2019年09月16日
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香港デモ関連ニュース

本日はデモ関連の注目ニュースとして「反政府派と政府支持派の衝突で29名負傷」、「不許可大規模デモに数万人参加」、「HSBC会長が一国二制度の下で平和的解決をサポート」、「8月の香港国際空港利用者数が昨年より12.4%減少」、「反政府派が英国領事館にサポート要求」などがあり以下にお伝えします。

・反政府派と政府支持派の衝突

14日(土)、九龍湾(カオルーンベイ)のショッピングモール「アモイプラザ」内で政府支持派と反政府派のグループが衝突し29名が負傷する事件が発生しました。現場では政府支持派は中国国旗を持ち国家斉唱などをおこない、反政府派は香港デモのテーマソング「香港に栄光あれ」の合唱などをおこなっており、口論から喧嘩に発展したようです。

また同日、炮台山(フォートレスヒル)や将軍澳(チョンクワンオウ)のレノンウォールで、政府支持派がデモを支持する張り紙などを剥がしていたところ、止めに入った反政府派と携帯電話で撮影していた男性が暴力を受けたことを、香港メディアThe Standardが伝えています。

・昨日は不許可大規模デモに数万人参加

15日(日)に申請された民主派団体「民間人権陣線」によるデモは香港警察により不許可となりましたが、数万人が集まるデモが発生しました。デモ参加者が政府本部庁舎に向けて火炎瓶を投げる場面、湾仔(ワンチャイ)では至近距離から火炎瓶を投げつけられた警官が銃を抜く場面がありました。香港警察は放水車や催涙弾でデモ隊の強制排除をおこないました。

また同日の北角(ノースポイント)では、「青服」の親中派カラーを着た男性が「黒服」の民主派グループに囲まれ暴力を受けたり、「白服」の黒社会とみられる人物が人々を襲撃する姿が見られ、現場は混乱していたようです。

・HSBC銀行の会長が一国二制度の下で平和的解決をサポート

イギリスに本社を置く大手銀行HSBCのマーク・タッカー会長が初めて香港デモに関する公式コメントをおこないました。マーク・タッカー氏は「国際金融センターとして、法・ルールは必須。一国二制度の下という前提で、我々は平和的な解決をサポートする。どんな暴力行為も強く非難する。当社の顧客、スタッフ、株主のコミュニティの混乱も強く非難する。」と話しました。

・8月の香港国際空港利用者数が昨年より12.4%減少

香港の空港管理局が、8月の香港国際空港利用者数が昨年よりも85万1,000人減少(12.4%減少)し599万人となり、便数は3.5%減少したことを発表。空港管理局は合わせて「中国本土、東南アジア、台湾からの渡航者が著しく減少。物流のスループットは11.5%減少。輸送の積み替えは19%減少。輸入は15%減少」したことも伝えました。

また、デモの影響を大きく受けているキャセイパシフィック航空は、ベルリン行きフライトを11月より一時停止、その他の長期路線も減少させると発表しています。

・反政府派が英国領事館にサポート要求

15日(日)、在香港英国総領事館の外に約1,000名の反政府派が集まり英国政府に「中国政府の中英連合声明(1984年に中国と英国が共同発表した香港返還に関する声明)違反に制裁」、「BNO(英国パスポート)を持つ約340万人の香港人の英国居住・就労を許可」などの要求を訴えました。