外務省が香港の危険レベル引き上げ。デモ関連ニュース

更新日:2019年08月15日
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外務省危険情報

昨日、日本の外務省は、香港の危険情報を「レベル1:十分注意してください」に引き上げました。また、香港国際空港では、航空券やパスポートを持つ乗客以外の入場制限を開始しています。本日のデモ関連ニュースでは、「中国入境手続きでスマホの中身をチェックされデモ関連写真や動画を削除」、「香港まで10分で到着と人民解放軍が発言」などが注目ニュースとなります。

日本の外務省が、香港を危険レベル1に引き上げるのは1997年の香港返還後では初とのことです。外務省は危険の理由として「一部の抗議活動について、警察不許可にも拘わらず抗議活動が行われたり、ゲリラ的な抗議活動が行われるなど流動化傾向がみられ、また抗議者と警察当局の衝突がエスカレートしている傾向もみられる。抗議活動は空港や一部観光地を含め香港の広範な範囲で行われており、今後も抗議活動は継続し、かかる混乱が続く可能性がある」と説明しています。なお、危険レベルは4段階あり、「レベル1:十分注意してください」「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」「レベル3:渡航は止めてください」「レベル4:退避してください」となります。

香港国際空港では裁判所の臨時命令に基づきデモ対策が進められています。空港管理局は、24時間以内に香港を出発する便の航空券やパスポートを持つ乗客以外の入場制限を開始。空港管理局は「検査に時間がかかるため離陸の3時間前までに空港に到着するように。見送りや出迎えの人も空港に来ないように。」と呼び掛けていますのでご注意ください。

最近、中国入境手続きでスマホの中身をチェックされる香港人が増えており、中には警察に連行されデモ関連写真や動画を削除されるという人もいるとのことで、香港メディアSCMPが香港人10名から体験談を聞き出しました。うち5名は「香港と深センの間のイミグレーションでスマホをチェックされ、プライベートなメールの内容まで読まれた」と話しています。38歳の科学技術・PRコンサルタントのBen氏は「7月24日、西九龍の高速鉄道駅内でスマホをチェックされ、弁護士を求めたが中国本土内の弁護士にしか連絡を取ることが許されず、香港に戻ることも許されなかった。6月と7月の写真と動画をチェックされ、デモに参加したか尋ねられたほか、現代中国の恋愛に関する書籍を没収された」と話しています。人権弁護士Chang Boyang氏は、「イミグレーションがスマホの中身をチェックするのは違法だ」とコメントしています。

また、中国の人民解放軍の東部戦区陸軍は昨日、中国SNS「WeChat(微信)」で、深センの体育館に軍事用の車が数十台写っている写真とともに「深セン湾春繭体育館から香港までわずか10分で到着できる」と発信しました。加えて、香港基本法第18条についても触れており「国家統一あるいは安全を脅かす状況に対し香港政府が制御できない場合は、全国人民代表大会(中国の最高権力機関)が非常事態を宣言する権利があり、中国の法律を香港で実施できる」とも発信しています。

引き続きデモ関連ニュースに十分ご注意ください。