デモで眼球破裂、キャセイ中国規制、ほか関連ニュース

更新日:2019年08月12日
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8月11日催涙弾

昨日のデモで警察が発射したビーンバック弾が、女性の顔に当たり眼球破裂したことが分かりました。また、大手航空会社キャセイパシフィックは中国航空当局の新規制を受け入れ「デモを支持するスタッフは中国本土便や中国領空を通過する便での勤務禁止」となりました。

眼球破裂となった事故は尖沙咀で発生。警察が発射したビーンバック弾が黒服を着た女性の顔に命中し、病院で右眼球の破裂が確認され永久失明の可能性もあると報じられています。昨日のデモは香港の様々な場所に移動する形でおこなわれ、深水埗(サムスイポー)、尖沙咀(チムサーチョイ)、葵芳(クワイフォン)で警察とデモ隊が衝突し、少なくとも30名が違法集会、武器所持、公務執行妨害などの罪で逮捕されています。

中国の中国民用航空局(CAAC)はキャセイパシフィック航空に対し8月11日以降、「中国本土便のスタッフの身元情報の提供」を命じ、デモ支持者のスタッフには「中国本土便や中国領空を通過する便での勤務を禁止する」と伝えました。また、昨日のデモで元フライトアテンダントの女性が逮捕されましたが、香港メディア「The Standard」がキャセイパシフィック航空に問い合わせたところ「当社で現在雇用している人ではない」との回答があったようです。

< 赤シャツ軍団100名以上が北角を襲撃 >

昨日、北角(ノースポイント)で、中国の国旗入りの赤いTシャツを着用し、福建省の方言を話す100名以上の集団が出現しました。午後7時40分頃には赤Tシャツ10名が黒服1名に襲い掛かり地面に押し倒したところで警察が止めに入ったようです。また、赤Tシャツは記者が撮影していることに腹を立て、「立場新聞」記者の三脚を奪い「RTHK」や「明報」の記者を殴るなどの行為もみられたようです。

< 勾留所がデモ逮捕者の弁護士の面会を拒否 >

香港メディア「RTHK」によると、デモ逮捕者の対応をしている弁護士が拘留所の担当者に何度も「拘留された人物と会わせて欲しい」と電話をしましたが拒否され、公開状で警察署長を訴えました。公民党立法会議員の陳淑莊(タンヤ・チャン)氏は「人権剥奪だ」と警察を激しく非難しています。

< 民主派か親中派か分かるレストランアプリ登場 >

デモ計画によく用いられているオンラインフォーラム「LIHKG 討論區」のユーザーが、各レストランが民主派か親中派か分かるアプリ「WhatsGap 發夢夾公仔地圖」を開発し一昨日リリースし、すでに5,000ダウンロードを突破しました。香港メディアSCMPは、地図上のレストラン位置情報をクリックすると、政治的立場とその理由が確認できるようになっているが、信憑性は自己責任で判断する必要があると報じています。また、小売店が親中派か民主派か分かるアプリ「Freedom Filter」の開発も進んでおりリリース間近とのこと。最近は、香港デモをサポートする発言をした企業の商品は香港では飛ぶように売れ、中国では不買運動となるなどの現象がよく報道されています。