香港介入の可能性を中国が主張。デモ関連ニュース

更新日:2019年08月08日
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レーザーポインター

昨日、香港情勢に関する会議が中国の深センで開かれ、「中国政府は香港情勢がさらに悪化し制御不能になれば介入する可能性がある」と中国国務院の香港・マカオ事務弁公室主任が主張しました。中国政府からの介入に対して、香港の学生団体はイギリス政府やアメリカ政府に助けを求めるためのデモを来週金曜日に計画しています。また、一昨日にレーザーポインターを購入した学生が警察に逮捕されたため、昨晩市民による抗議活動がおこなわれました。

昨日深センで開かれた会議には香港と中国の政治家など代表者500名以上が出席し、中国国務院の香港・マカオ事務弁公室の張暁明主任が「香港は返還以来、最も厳しい状況にある」と発言したうえで、今後の情勢によっては中国政府による介入の可能性がある姿勢を示しました。

中国政府からの介入に対して、11の大学など高等教育機関の学生団体が、ネットフォーラム「LIHKG 討論區」上で結成されたチームと共にイギリス政府やアメリカ政府に助けを求めるためのデモを計画。来週の金曜日に中環(セントラル)の遮打花園(チャーター・ガーデン)で抗議集会をおこなうとして、昨日香港警察に申請をおこないました。団体はデモの狙いについて「中国政府は中英連合声明(1984年に中国とイギリスが共同発表した香港返還に関する声明)に違反しているとイギリス政府やアメリカ政府に宣言してもらい、中国への制裁措置を取ってもらうことを狙いとする。香港人の力を取り戻し、中国による介入から香港を守りたい」と述べています。

また、レーザーポインターを購入した浸會大学の学生会会長の方仲賢氏(20歳)が警察に逮捕されたことに対する抗議活動も昨晩おこなわれました。方仲賢氏は、深水埗(サムスイポー)で10本のレーザーポインターを購入したところ「攻撃性武器」を所持しているとして逮捕されました。香港警察は昨日の記者会見で「1メートル先の新聞紙が10秒で燃え出すレーザーガン」として実演をおこないましたが、これに対して市民1,000人以上が尖沙咀(チムサーチョイ)の香港太空館(香港スペース・ミュージアム)に集まり抗議活動を実施。レーザーポインターを新聞紙に10秒当てても燃え始めないことや、レーザーポインターの中でダンスショーをするなどして攻撃性のないことを夜中までアピールしました。一方、方仲賢氏の逮捕の後、高出力のレーザーポインター販売を中止する店舗もみられたようです。

引き続きデモ情報にご注意ください。