香港警察がウォーターキャノン車を準備

更新日:2019年07月29日
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ウォーターキャノン車

香港メディアSCMPの独占インタビューで、香港警察がデモ対応に「ウォーターキャノン車」の導入を進めていることがわかりました。The Standardでは警察が新たに「ペッパースプレー噴霧器」をデモ現場に持ち込んでいたと報じました。

また、一昨日27日は元朗(ユンロン)で約29万人による無許可デモが発生し14人が逮捕、28日には香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)から西環(サイワン)にかけたデモで49人が逮捕されています。

香港警察が導入を進めるウォーターキャノン車は、2つの主砲が180度回転し、1分間に1,200リットルの水を50メートル噴射でき、催涙ガスや顔料の混ぜ込みも可能とのこと。SCMPの情報によると、ウォーターキャノン車によりデモ隊と警察隊の距離を保つこと、過激なデモ参加者に顔料をつけて識別することなどが提案されており、今後は3台のテスト走行を実施して問題がなければ8月中旬には運用が可能となるとのことです。

香港警察のガイドラインによると放水車の使用は、幹線道路の占拠により公共の秩序や安全に影響がある場合、重傷者や死亡者が出ている場合、広範囲に建物が破壊されている場合に限定されているようです。

警察の武力行使を調査する人権団体「民權觀察」は、ウォーターキャノンは5メートルの距離では145キログラム、10メートルの距離では127キログラムの威力があり、2015年に韓国で発生したデモでウォーターキャノンを受けた男性が頭を地面にぶつけ死亡した事例を引き合いに出し死亡につながる可能性を懸念しています。

なお、新たなペッパースプレー噴霧器は数秒で10万平方メートルにペッパーガスを噴射できると伝えられていますが、詳細は不明で、警察による使用も確認されていないようです。デモ現場ではデモ隊と警察隊との衝突が増えていますので、デモ発生場所には近づかないようご注意ください。