明日は香港空港でデモ

更新日:2019年07月25日
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明日は香港空港でデモ

明日13時、香港国際空港の第一ターミナル到着ロビーでデモ集会が計画されています。昨日は元朗駅のスタッフ対応に不満を抱く市民がMTRの運行を故意に止めるデモが発生し30本の運行に遅れが出ました。

また、中国の国防部は「香港政府の要請があれば人民解放軍の現地部隊が出動できる」と強調しているようです。香港で続くデモなどの状況を踏まえて、アイルランド政府の外務貿易省は香港への渡航に注意するよう勧告しており、日本など各国の政府も「香港内の政治活動の場所には近づかないように」、「報道等から当地の最新情報を入手するように」など注意を促しています。

明日の香港国際空港でのデモは、13時から23時59分まで、航空業界の従業員グループが中心に計画しており「7月22日夜に元朗および上環で発生した悲劇に対して声を上げる」として以下の2点に関する出来事、動画、証拠などを旅行者や航空会社従業員とシェアし、香港政府に反対する署名活動をおこなうとしています。

1.上環で警察がゴム弾30発をデモ参加者に発砲したなど警察の不適切な暴力
2.元朗での無差別襲撃を政府と警察が無視したこと
→市民の緊急通報電話を受けなかった
→元朗と天水囲の警察署が機能していなかった
→1時間もかかり警察が現場に到着した
→凶器を持った襲撃者の横を警察官が何もせずに通過した
→罪のない市民が襲撃され負傷した
→無差別襲撃側の逮捕者は数名だけ違法集会の罪だけが問われている

香港国際空港でのデモはパイロットで政治家の譚文豪(ジェレミー・タム)氏やキャセイパシフィック航空のフライトアテンダント組合が支持しておりフェイスブックページで参加呼び掛けをおこなっています。

また、昨日の地下鉄MTRデモは、元朗駅で人々が無差別襲撃された際にMTRスタッフが十分な対応をおこなわなかったとして実施され、朝のラッシュアワー時に金鐘(アドミラルティ)駅で数十名が車両ドアの閉鎖を妨げたり非常ボタンを何度も押すなどし、30本の運行に最大18分の遅れが出ました。午後6時には約100名が九龍湾(カオルーンベイ)のMTR本社を包囲し、苦情を受け付けるよう要求したようです。MTR代表のジェイコブ氏は「MTRスタッフは警察への通報をおこなったが、深刻な暴力事件が発生した。お客様を最優先としつつも、スタッフの安全も大切にしている」とコメントをしています。

なお、人民解放軍の派遣に関する記事は香港メディアSCMPやThe Standardなどで報道されました。記事によると、中国国防省の呉謙報道官は昨日の北京での記者会見で、「香港政府の要請があれば中国人民解放軍の駐香港部隊の出動が可能である」、「香港の法律には治安維持のために中国軍の駐香港部隊が香港政府の要請で出動できるとの条文がある」と話し、21日に発生したデモにより中国政府の香港出先機関で国章を汚すなどの行為があったことに対しては、「一国二制度の原則への挑戦行為であり、絶対に容認できない」と非難をしたようです。