白服集団がデモ帰りの市民を無差別に襲撃

更新日:2019年07月22日
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白服集団がデモ帰りの市民を無差別に襲撃

昨日の22時30分頃、香港の元朗(ユンロン)駅でデモ活動を終えた市民や一般利用客が、白いTシャツの集団に襲われ45名が負傷、1名が重体となる事件が発生しました。事件当時、市民は警察へ助けを求めましたが警察は現場に到着できず、現時点で逮捕者も確認されていません。香港市民は、白いTシャツ集団はマフィアであり警察が関与している疑いもあると拡散しています。

昨日は15時から香港島で、黒い服装を身に着けた民主派の大規模デモ行進(主催者発表43万人)がおこなわれていました。暴力事件はデモ終了後の22時30分頃に新界エリアの元朗駅で発生し、白いTシャツ集団が黒い服装のデモ参加者をターゲットに、素手や木刀などの凶器を使用して襲い掛かりました。事件を目撃した市民のfacebookなどの投稿では「元朗に100名以上の白服集団がいる。マスクや入れ墨を見せて歩いている」、「白いTシャツのマフィアが黒い服装の人を殴っている!元朗にいる人は着替えて!」とのメッセージが流されました。元朗の警察に助けを求める連絡が入ったのは22時45分頃でしたが、警察が現場に到着したのは事件後の23時15分頃であり、意図的に遅れて到着したと疑う被害者もいたようです。

事件後の25時頃、白いTシャツの集団が元朗の南邊圍で集合していたところに警察が事情聴取をおこなったようですが、鉄の棒が押収されただけで逮捕者はいなかったようです。この件について香港メディアから取材を受けた警察官は「白い服を着ているというだけで加害者だと決めつけることはできない。」とコメントしています。

なお、元朗にある鳳攸東街で親中派議員ユニウス・ホウ(何君堯)氏が、事件当日に白服の何人かと握手している動画がネット上で拡散されました。この件にユニウス・ホウ氏はfacebookで「事件とは関係ない。白い服の人たちと一緒に写真を撮ったが、以前からの知り合いである。」と投稿しています。