吉野家でもデモが発生、警察を侮辱?

更新日:2019年07月15日
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レノンウォール

昨日14日、新界エリアの沙田(シャーティン)で逃亡犯条例の改正案撤回を求めるデモがあり、主催者発表11万5000人が参加。また香港の吉野家は、香港警察を侮辱する内容を公式Facebookページに投稿したことで炎上し、投稿者である広告担当の従業員らが解雇されたと情報が出回り、12日(金)に油麻地(ヤウマーテイ)の吉野家で抗議デモが発生しました。

吉野家の従業員によるFacebook投稿は、10日(水)、大埔(タイポー)の「レノン・ウォール」と呼ばれる壁で200人以上の武装警察官が貼り紙の撤去をおこなったことと関係します。レノン・ウォールは香港デモをサポートするメッセージが多く貼り出されているスポットですが、警察は警察官の個人情報が貼られていたのを見つけたため一部撤去したと発表しています。香港警察に抵抗する市民は、警察を「紙を引き剥がす犬」という意味の広東語と発音が似ている「獅子狗 (チャウチャウ犬、ちくわ)」という蔑称で呼び始めました。吉野家が同日Facebookページでメニュー「獅子狗巻(ちくわ)」を宣伝する内容を投稿し、文章に警察を侮辱する皮肉表現が含まれていたことで炎上しました。

吉野家の従業員の投稿は、香港市民からの賛同こそ得ましたが11日(木)に削除され、吉野家のフランチャイズを運営する合興集団の代表者は投稿内容を理由に従業員数名を解雇したと香港メディアにコメント(解雇していないと発信する吉野家関係者もいます)。その後、吉野家のマネジメントに対する不満は拡大し、12日(金)に店舗前でデモが発生しました。

民主派の労働団体「香港職工会連盟」には、吉野家従業員から「政治的な意見の違いから、社内で不当な扱いを受けている」といった苦情が複数寄せられているようです。香港職工会連盟の代表者は、「最近、中小企業の従業員から政治的意見の違いで不当解雇を受けたとの相談が多い。吉野家のような大企業で今回のようなトラブルが発生したことは心配である」とコメントしています。