過去最高、香港市民が私は香港人と回答。(7月1日は大規模デモ)

更新日:2019年06月28日
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香港人アイデンティティ

香港大学の「民意研究計画」が6月17日~20日にかけて1,015名の香港人を対象に「自身のアイデンティティ」に関する電話調査を実施し、自身は中国人ではなく「香港人」であると回答した人が1997年以来最高となったことが発表されました。

結果をみると香港人と回答したのは53%、中国人と回答したのは11%、香港の中国人と回答したのは12%、中国の香港人と回答したのは23%、となり言い換えると76%が広義での香港人だと回答したとのこと。

民意研究計画の調査は、香港で逃亡犯条例改正案に反対する大規模なデモが2度発生した後に実施されています。中国国民として誇りを感じるかとの質問には「はい」が27%と昨年より11%ダウン、「いいえ」が71%と上昇。中央政府の香港に対する政策については、プラス評価が23%、マイナス評価が53%となり1999年からの調査以降最低の結果となりました。

なお、香港では引き続きデモ関連ニュースが多く報道されていますので、以下にお伝えします。

6月26日に逃亡犯条例改正案を巡る問題をG20で取り上げられるようにと抗議集会「G20 Free Hong Kong集会」がありました。27日の大阪での日中首脳会談にて安倍首相が習近平国家主席に「一国二制度の下、自由で開かれた香港の繁栄は重要だ」と指摘があったことが香港メディアでも大きく取り上げられています。

また抗議集会の後も、千人以上の若者が湾仔(ワンチャイ)の警察本部を翌日の早朝まで取り囲み抗議が続けられました。香港政府職員のジョン・リー氏は記者会見で「警察官を挑発する、警察署の入り口を塞ぐ、タマゴやボトルを投げつける、レーザー光線を警察官の目に当てる、出勤者を止めるなどの行為があった。警察官は社会のために任務を遂行しているだけなので、警察官に敵意を向けるのはやめてほしい。」と話しました。

7月1日の午後2時30分より大規模デモが計画されています。集合場所は銅鑼湾(コーズウェイベイ)のビクトリア公園であり、金鐘(アドミラルティ)の政府本部を目的地としてデモ行進が行われる予定です。主催団体の民間人權陣線によると、デモ抗議の主題は「撤回惡法 林鄭下台(改正案の撤回とキャリー・ラム行政長官の辞任)」、副題は「選挙改革の再開、政治犯の釈放、暴動表現の取消、6月12日の弾圧の調査」であると発表されています。

引き続きデモ関連情報にご注目ください。