明日はデモの可能性。親中派との会議で行政長官が罵倒される

更新日:2019年06月20日
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口喧嘩

逃亡犯条例の改正案撤回を求めるさらなるデモが香港内で計画されており、明日は大学生が中心となり政府本部を包囲するデモがおこなわれる可能性があります。これまでのデモの主催団体「民間人權陣線」も今後のデモの可能性を発表しています。また、香港政府と親中派の非公開会議で行政長官が激しく罵倒されている声もメディアで流れました。詳細を以下にお伝えします。

・大学生団体が明日のデモを呼び掛け

香港の大学生団体が「本日午後5時までに改正案が撤回されなければ、明日政府本部を包囲する」として市民に参加を呼び掛けています。香港中文大学、香港科技大学、香港城市大学、香港教育大学、香港恒生大学、香港演芸学院それぞれの代表者がメッセージを発信しており、政府への要求内容は主に「6月12日のデモを暴動と表現したことを撤回、逮捕者の起訴取り下げ、警察による暴力の責任追及」とあります。香港中文大学の代表者は「キャリー・ラム行政長官はただの中央政府の操り人形だから、辞任は要求しない。」とコメントしています。

・民間人權陣線が7月1日より前にデモの可能性

デモを主催する団体「民間人權陣線」は、フェイスブックページで「7月1日までは海外旅行を控え、(7月1日の)デモに参加するように」と呼び掛けています。7月1日以前に大型デモが計画されるかは未定ですが引き続きご注意ください。なお、7月1日(月)は「香港特別行政区成立記念日」で祝日となり、イギリス領土であった香港が中国に返還されてから22周年となります。

・親中派がキャリー・ラム行政長官を激しく罵倒

香港政府と親中派の非公開会議にて、親中派政党「香港工会連合会」のアリス・マク(麥美娟)氏がキャリー・ラム行政長官を激しく罵倒していたことが、別の親中派議員の会話がマイクに拾われて発覚しました。

アリス・マク氏は逃亡犯条例の改正案を強くサポートしてきた政治家で、マイク記録によると「改正案に賛成するように市民に呼び掛けてきた。今さら改正案審議を延期にしたところで市民は納得しない。泣いて何になる!」などと怒りをぶつけていたとのこと。キャリー・ラム行政長官は改正案審議の延期についてアリス・マク氏らに事前相談をしていなかったようです。

香港メディアThe Standardは、親中派のメンバーの中には「キャリー・ラム氏に裏切られた」と感じている人もいると伝えており、政府と親中派の信頼関係が崩れたとの見方もあります。香港時事評論員の蔡子強氏は「今後、政府は親中派からのサポートを得ることができなくなる。」とコメントしています。

親中派議員の会話記録は以下メディアで聞くことができます。

URL:https://www.bastillepost.com/hongkong/article/4579379-%E3%80%90%E9%80%83%E7%8A%AF%E6%A2%9D%E4%BE%8B%E3%80%91%E5%BC%B5%E8%8F%AF%E5%B3%AF%E5%B0%8D%E8%A9%B1%E9%8C%84%E9%9F%B3%E6%B5%81%E5%87%BA-%E6%8C%87%E9%BA%A5%E7%BE%8E%E5%A8%9F%E7%88%86%E7%B2%97%E9%AC%A7