改正案は廃案?本日のデモ関連ニュース

更新日:2019年06月18日
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616デモ

逃犯条例改正案をめぐり、香港では昨日も会社をストライキするなどして抗議活動に参加する市民の姿が見られましたが、本日は比較的落ち着きを見せています。また、政府本部は13日から17日まで閉鎖していましたが業務を再開しました。以下に、逃犯条例改正案やデモに関する本日の最新香港ニュースをご案内します。

・改正案は事実上廃案か?

行政会議トップの陳智思(バーナード・チャン)氏は昨日のラジオ番組にて「ここ2週間、多くの人が道路を占拠し、改正案における香港政府の努力が完全に失敗であることを示した。このような大きな議論を呼んだことをキャリー・ラム行政長官は後悔しているに違いない。キャリー・ラム行政長官は10回~20回は謝罪すべきだ。改正案の無期限延期というのは実質的廃案を意味する」と話しました。一方、抗議活動を続ける市民は「延期でなく撤回が発表されるまで抗議活動を続ける」としています。また、陳智思氏はキャリー・ラム行政長官の辞任の可能性については「本人の意志とは関係なく、中央政府が決定することだ」と話しました。

・雨傘革命の学生リーダー黃之鋒が出所

昨日、雨傘革命の学生リーダー黃之鋒(ジョシュア・ウォン)氏が2ヶ月の刑期を終え出所、さっそく昨日のデモに参加しました。黃之鋒氏は香港メディアのインタビューにて「改正案が撤回されるまで香港市民と共に戦う。キャリー・ラムは行政長官にふさわしくない。彼女がテレビで涙を流している間、市民は金鐘で血を流していたんだ。刑務所内からデモの生放送を見て香港市民みんなに感謝したいと思った」と話しました。黃之鋒氏は今年5月、2014年の雨傘革命の際に道路占拠禁止命令に基づく強制執行を妨害したとして禁錮2ヶ月の有罪判決を受け収監されていました。

・警察が6月12日のデモは「暴動」ではないと発表

週末の抗議活動の要求内容の一つに、「6月12日のデモを“暴動”扱いしたことを撤回せよ」というものがありましたが、昨晩の記者会見で香港警察のステファン・ロー弁務官は「レンガや尖った鉄の棒を警察官に投げつけたりした一部の逮捕者は反暴動法違反に問われる可能性があるが、デモ自体は暴動とは分類されない。逮捕者15名のうち5名のみが暴動に関係していた。」と説明しました。一方香港市民は、「たった5名の暴徒に対して、催涙弾150発、ゴム弾やビーンバッグ弾を使用したのか!」と怒りをあらわにしています。

行政長官が改正案の撤回を発表するまでは抗議活動が継続するとみられていますので、今後も関連ニュースにご注目ください。